028
「エン依頼完了をいいに帰ろうか。」
「そうですね。」
「そうするのだー。」
と言って歩き出す。
転移魔法でもよかったのだが、依頼完了した事の優越感だ。このまま歩いて帰った方がいいだろう。
森から出て、舗装されていない道路を歩く。
「モモ。何がいけないところはありましたか?」
「んー。そうだね。まぁ、最初に風魔法で攻撃したのはいいところだね。偶に、自分の力を過信して、こっちの方がかっこいとか言って火魔法を放つ人がいるけど、森の中が焼けたら、貴重な薬草が取れなくなってしまうからね。まぁ、今回中級魔法で攻撃したのは、僕に剣を見せてくれるためだよね。剣もよかったと思うよ。」
「あ、ありがとう。」
エンはモモにここまで褒めてもらえると思っていなかったため、少し顔が赤くなっている。
「そうなのだー。今日のエンちゃんは凄かったのだー。前のエンちゃんとは、違うのだー。」
「ありがとう。」
さっきの戦闘の話をしていると、やっと舗装された道を歩く事が出来た。
するとちらほら、冒険者の人達が見えるようになって来る。
そしてとうとう門に着く。
そして、エンとモモは、入場門の列に並ぶ。
そして、自分たちの番になる。
「それでは、ギルドカード。の提示をお願いします。」
やる気のない言葉が発される。
そして、エンはギルドカードを渡す。
「お預かりしま・・・・・・・・・すっ。えぇーーーーーーーー。」
「何だ?」
「何かあったのか」
と、他の門番達も近寄ってくる。
「え、え、Sランク冒険者。」
「なんだと!」
「おおい、だけど、えっ、5人しかいないはずだぞ。」
門番達が慌て始め、エンを見る。
だが、エンは後ろにいる。モモを仮面越しにみる。
すると、門番達も気がついたようにエンの後ろをみる。
「英雄様!」
その声に反応するように周りの人たちは一斉にフードを被ったモモ達をみる。
「英雄様だわ。」
「嘘。」
「えっ!」
「何だと。」
そして、モモは、すこし歩き、門番に声をかける。
「保証は僕がするから大丈夫だよ。」
「えっはい。」
「えっと、Sランクってどういうことですか。」
「あー。そうだね。明日発表だから、知らなくても当然だから仕方ないね。」
「というと。」
「6人目のSランク冒険者で間違いよ。」
「ほ、本当ですか?」
「間違いないよ。」
すると周りから、
「6人目だって。」
「すげー!」
そして、モモはギルドカードを渡す。
「で、では、確認します。」
「お願いするよ。」
「それと英雄様の足でトランプをしている女の子は誰ですか?」
と、門番はリュウを見る。
「使い魔だから、大丈夫だよ。」
すると、リュウは、トランプをやめて、門番に笑う。
「そんなのだー。」
「では、名前を仰って下さい。」
「リュウちゃんなのだー。」
「えっと。リュウ様と言うとのは、皇龍様で間違いありませんか?」
「そうなのだー。」




