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英雄が怖がりで何が悪い  作者: 水嶋 修司
002章
24/29

024

「エンちゃんは何を討伐しに行くのだー?」


「えっと、待って下さいね。」


エンは、依頼内容の確認をして、リュウに向き直る。


「オーガキングみたいです。」


「オーガキングなのかー、難しいそうなのだー。」


「戦ったことがあるの。」


モモがふと疑問になり、聞く。


「直接はないのだー。いつも皆んな逃げて行くから戦えないのだー。」


「そうなんだね。だけど大丈夫だと思うよ。今日は、僕たちは観戦しようと思うんだ。だから、リュウちゃんと僕はお休みだね。」


「やりたかったのだー。」


「ごめんね。リュウちゃん。」.


「いいのだー。トランプを持ってきたのだー。だからそれで遊ぶのだー。」


「うん。そうしようか。」


「え、私1人でやるんですか。」


「そうだね。僕がいなくても、戦えるようにね。まぁ、エンの場合は大丈夫だろうとおもうよ。ちゃんとモンスターの情報は入ってる見たいしね。」


「はい。頑張ります。」


エンは両手を拳で握り、力強く頷いた。


モモとエンとリュウは、ギルドを出て、道を歩く。


門の外で、受付をして、出て行く。昨日入った門は、都市の南門で、今日出て行くのは西門だったので、昨日の受付の人はいなかった。


リュウちゃんのギルドカードは自分で持っていたみたいだったので、モモはエンのギルドカードとともに出し、外へ出る。


「そうだ。エンのギルドカードを渡してなかったね。」


「いえ。ありますよ。」


エンは以前入っていた。ギルドのカードを出す。


「いや、それは使えないんだ。昨日僕が二枚出したよね。その一枚は、エンのだよ。」


「そういえば、話が気になって、私ギルドカード出していませんでした。」


「そうだよ。今渡すね。」


モモは、空間収納魔法から、ギルドカードを出す。


「これがエンだよ。」


「ありがとうございます。」


エンは興奮をしながら、ギルドカードを貰った。


エンのギルドカードは、モモと少し違うが、普通のギルドカードとも違い、縁が金色で、ランクが書いてあるところにも金色で装飾されたカードだった。


「これは、前と全然違います。」


エンは、梅雨の帽子亭で使っていた。ギルドカードを、空間収納魔法から取り出し、見比べる。


「それはそうだろうね。」


「それも、ランクが、Sランクって書いてあるじゃないですか。それって、帝達と同じじゃないんですか!?」


エンはさらに声を荒げる。朝が早すぎるおかげで、冒険者が遠くで見えるくらいだが、昼頃だと。商人が取り引きのため、やってくるので、迷惑になるくらいの声だった、


「まぁ、本当はDランクから試験があるんだけどね。アテナがね、早くに申請して、大丈夫と言う事で許可をしたらしいんだよ。そして、ランクなんだけど、本当は僕と同じでもいいんだろうけど、魔人を倒したり、貢献があんまり、してないから、まだ出来ないんだ。」


「凄い、飛び級ですね。それも、帝達同じだなんて。」


「まぁね。実力が備わっていたら、許可は出るよ。まぁ、これから頑張ってね。それと、明日くらいかな。Sランクが6人目ということで、皆んなに速報が入って、エンも有名になるとおもうよ。」


「そうなんですか。」


「取り敢えずこれは、渡しておくね。」


「わかりました。」


エンは。目をキラキラさせながら、ギルドカードを空間収納魔法で治す。


そしてしばらく歩き、さっきまでいた。冒険者達が見えなくなってくる。


「あのでかいのが、オーガキングですか。」


「魔力探知を広げて、でかい魔力があるよね。」


「あります。」


「一番後ろにいるのがオーガキングだよ。前の三つは、オーガジェネラルだね。」


「オーガジェネラルって何ですか。」


「オーガジェネラルは、部隊長みたいなものなのだー。」


「そうだね。前にたくさんいるのがオーガだよ。」


「これは難しそうですね。」


「そうだね。オーガ自体はDランク冒険者3人くらいいたら余裕で倒せるんだけどね。オーガキングはオーガジェネシスを引き付けている上に、オーガを引き付けるからね、かなり難しいと思うよ。」


「この辺だとリーフオーガが多いのだ。」


「オーガにも種類があるんですか。」


「もちろんなのだー。フレアオーガ、リーフオーガ、ウオーターオーガそのほかにもたくさんいるのだー。」


「下級の魔物だけじゃなかったんですね。」


会話しながら一行は舗装されいない道になり、山に入っていくのだった。







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