表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
英雄が怖がりで何が悪い  作者: 水嶋 修司
002章
22/29

022

「やはり手がかりはつかめませんでしたね。」


「んー。そうだね。相手はかなり洗脳が得意みたいだね。」


モモとエンとミシェルは、先程の男を転移魔法で、魔法病院まで送り、会議をしていた部屋に帰っていた。


「モモなら、洗脳を上書き出来ないんですか。」


エンはモモに質問を投げかける。


「出来るとは思うけど、やめた方がいいだろうね。色々問題が出てくるからね。」


「問題って、何ですか。」


ミシェルは、真剣な目つきで訪ねる。


「簡単に言うと2つあるよ。まず、人権が保護できない事だね。プライバシーを覗くことになってしまうからね。それも、僕がやってしまうと、この世界の秩序が狂ってしまうからね。

そして、もう一つだね。こっちの方が本当の理由だね。記憶が消えてしまう可能性が高いってことだね。」


「記憶が消えるですか。」


「そうなんだよ。魔人はね、生まれもって、数種類の特有の魔力を操ると言われているんだよ。まぁ、魔人自体数種類いて、それぞれ一種類ずつ持っているだけだけどね。」


「それは、聞いたことがあります。」


「そう、つまり、もし仮に、魔族落ちになって、助けた

としても、完全に助かったわけではないんだよ。黒魔法は本当に厄介でね。人間の中にある、精神の一部に黒魔力が、結びつき、縛るんだよ。何があっても言わないように、そして、例え無理して記憶を探ろうとすると、魔人の種類にもよるが、爆発や、毒をまいたりするからね。」


「正直言って厄介ですからね。それさえなければ、記憶を探るとかが可能なんですが。」


ミシェルが悲痛をあらわにする。


「まぁ今は仕方がないよ。まだ考えがいたったわけではないからね。」


「さっきの人は後遺症はないのですか?」


「ないよ。さっき助けた人は、秘薬だからね。全てを無効化することができたけど、できれば大量生産して、頑張りたいんだけど、秘薬は 製造が著しく、難易度も比べ物にならないからね。大量に用意することがほぼ不可能に近いんだ。僕が一日中係きりで、秘薬を作ったとしても、30個が限界だろうね。」


「そんな事はないと思われますが、もし仮に魔法病院で、異常が見つかった場合、聖女が、神聖魔法で治しますよ。」


ミシェルは、付け足すように言った。


「まぁ、僕も万能ではないからね。隅々まで検査してくれると思うよ。」


「そうですか。」


エンは落ち着いたように言った。


「それより、魔族落ちが中にいるって事は、本格的に力を入れ始めたって事なのかしら。」


「僕もわからないのが、正直なところだよ。どこかこの都市に空きがあるということだろうしね。もしかすると、都市の中に潜伏しているかもしれない。」


「そんな事はあり得ないと思うのですが。」


「そうだね。どうやって入ったのか、更には角など特徴や、また、もう一つは、まだわかっていない特別な魔力で、バレないように隠蔽しているか。最後の予想は、さっきも言った通り、洗脳されているかだね。」


「それだけ、洗脳がバレない自信があるのでしょうか。」


エンは片手に顎を乗せ、考えを巡らせる。


「いや、魔人の力だけではないと思うよ。」


「どういう事ですか。」


ミシェルも、耳を立てて聞き入る。


「多分だけどね。アーティファクトもあると思うよ。」


アーティファクトとは、古代の魔導兵器とされている。今のところ再現どころか、どうなっているかわからないというのが、現状で、アーティファクトは、洞窟の最下層。いわゆる。ダンジョンで存在している。


「アーティファクトとは、まだまだわからない事もたくさんあるから。まだわからないけどね。」



「今日はこの後どうしますか?」


「んー、そうだね。ミシェルに挨拶をしに来たようなものだし、転移魔法で帰るよ。」


モモが立ち上がる。それに続きエンも立ち上がる。


「じゃあ、5帝会議で会おう。」


モモは黒い渦を広げ、モモの自室につなぐ。



「ふー。」


モモは自室の椅子に座り、机に肘を立て、考えにふけっていたが、すぐに辞め、耳につけてあるピアスで指示を出す。


「一週間後、5帝会議を開きます。英雄亭ギルドに集まって下さい。」


モモは簡潔に、伝え、考えに耽る。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ