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英雄が怖がりで何が悪い  作者: 水嶋 修司
002章
16/29

016

「流石だね。エン。最初だから、失敗するかと思ったよ。」


「ありがと。けど、やっぱりまだまだです。」


「そうかな、最初の戦いではかなりいいと思うよ。」


実はエンの言った通り、まだまだ磨くところがある。斬撃の装束がまだまだなのだ。魔族落ちは倒せるだろうが、魔人と戦うとなると、未だ不安はよぎる。


魔人はやはり桁違いに強いのだ。特に特有の力には細心の注意を払わないといけない。


特に目は、鋭く、コンマ1秒の隙などを見せてしまうと、致命傷になりかねないくらいだ。


「エン結界を解除するよ?」


「はい。」


モモは三重の結界を解除する。今さっきモモが張っていたのは、


外から視認できない壁と防音にする結界、被害が及ばない結界だ。


本当の三重結界は、被害が及ばないように3枚張ることが普通なのだがモモは、一枚の結界で十分ということを理解して、やっているので、魔力の供給をよく考えているのだ。


そして、これはそこまでむずかしくはない。Aランクの称号をもらっものや、魔法を熟知しているものは。難しくはない。


するとそこには、先程エンが助けた人々が心配そうに集まっていた。


「皆さん心配をさせて申し訳ありません。ただし、危険は去りました。」


モモがそう言うと、波のように伝わり、歓声が大きくなる。


「すげーぞ」


「流石。英雄様」


「私を是非英雄亭に入れてください。」


「先程は申し訳ありませんでした。」


などを口々に喋り始める。


エンにはここまで賞賛されたことがないため、戸惑っていた。


「ありがとうございます。」


エンは素直に礼を述べた。


そしてエンは地面に亀裂が走っている事に気がつく。


「すみません。そこを、どいてもらえますか?」


囲まれた人たちに指示をする。


そして皆から分かるように魔法を唱える。


「黒魔法 砂流」


砂が何処からともなくやってきて、魔法によってきれいに亀裂に入っていく。


「黒魔法 圧縮」


さらにからは見えないが、大気の気圧で圧力をかけて、整備する。


「すげー。」


「ありがとうございます。」


礼やまた賞賛が送られる。


そしてエンとモモは、その場を離れ、門を再度抜け、都市のギルドザライヤに向かう。

少ないので水曜日に更新します。申し訳ありません。

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