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英雄が怖がりで何が悪い  作者: 水嶋 修司
002章
15/29

015

「やはり効きませんか。」


「魔族落ちは魔人と何ら変わらないからね。」


魔族落ちした人間は魔人と比べると、魔力があまく、人格が失っていて、ツノがないことだろう。


「そうですね。私達も真面目にしないとですね。」


エンとモモは未だ本気を出していなかった。


「3割だからね。それで勝てたら、楽なんだけどね。」


「派生属性も効かないのは、少しきついですけどね。」


「まぁ、だから、上のものが対処するんだけどね。そろそろ聖気魔法を使おうか。」


白魔法 疾風迅雷を維持しながら、指示を出す。


「集中して、聖気を読み取るんだ。」


モモはエンに向けて言った。


聖気魔法とは、地面に魔力が流れている地脈エネルギーを読み取り、質の良い不純物がない、魔力を汲み取った魔法である。


それなら、最初から、それを使えと思うかもしれないが、魔法を熟知した者だけが、そこまでいたり、精神に疲労がみられるため、しんどい。


まず、大抵の人は、聖気の存在に気がつかない。


なので、使う人は限られているが、少なくはない。


モモや、エンは勿論、モモの使い魔や、ギルドランクがBランクのものからは大抵使えるようになる。


「大丈夫です。」


エンは、聖気魔力を取り入れて、自在に使えるようにした。


そして、エンには、先ほどの白魔法 疾風迅雷の雷の衣装を纏うように、聖気な力が滲み出ていた。


聖気には、体外に出すだけで、その場の空気が、綺麗になる。


「早くなったね。2秒くらいかな?」


聖気を取り込む速度が上がっていることを素直に褒める。


「最初に比べればですけどね、モモには勝てません。」


「まぁ、僕の場合は、感受性が豊だからね。」


モモは魔族落ちの鎖を強くしていた。


「エン、とどめは任せたよ。」


「黒魔法 聖斬撃」


エンの剣は、聖気を纏い、斬撃を飛ばす。斬撃自体は見る事は出来ないのだが、モモには分かった。空気が綺麗になっていくからだ。


魔族落ちの人間は縦に割れて、何もかも残らないような形で絶命する。













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