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英雄が怖がりで何が悪い  作者: 水嶋 修司
002章
13/29

013

「英雄亭の紋章?」


ガタイの良い男は、体格に見合わないくらいの小さな声で、唖然としていた。


「だけど、こんな奴はいねぇ。」


男はエンの姿をみて、開き直ったようにそう答えた。


「仲間だから、身は大丈夫だよ。なんなら、僕が保証するよ?」


モモは、エンの後ろからひょっこり出てきてそう答える。


「英雄様!!!!!?????」


「依頼を受けにきたんだけど、通してもらえるかな?」


「はい!!!!!!!!勿論です。」


「その、白い水晶に手を乗せてください。」


モモとエンは手を乗せて、確認をする。


「大丈夫です。異常はありません。」


「あと、ギルドカードも確認させて下さい。」


モモはギルドカードを懐から2枚取り出して渡す。


「確認できました。」


「ありがとう。いくよ。エン」


「うん。」


門を通してもらい、中に入る。男は敬礼をしながら、モモとエンを見送ったのだった。


「モモ、あれは何の意味があるんですか?」


「あぁ、ギルドカードは身元を、水晶は魔人を発見するためだよ。魔人には特殊な魔力が流れているんだよ。だから、もしあの水晶に触れれば、すぐさま、警戒音とともに、僕達にすぐ連絡、そして、「黒魔法 鉄鎖」が発動され、拘束されるんだよ。」


「なるほど、これは誰が作ったのですか?」


<ドカーーーーン>


モモが口を開こうとした時、爆発音が鳴り響いた。


上空を見上げると、ルシファーとはまた違う、枯れきった木の様なそして、目が真っ赤でよだれを垂らして、角がない人間がいた。


「あ、あれは」


「魔族落ちだね。」






今年一年ありがとうございました。


来年も連載する予定なので、よろしくお願いします。



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