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英雄が怖がりで何が悪い  作者: 水嶋 修司
001章
11/29

011

本日は私の誕生日ですので、楽しみに何処かへ行きたいと思います。

モモは 白魔法 不可視認結界 を解いて、ギルドマスター室をノックして、入る。


「モモぢゃーん」


モモはクルッと避け、エンの手を握り引き寄せて、お姫様抱っこに近い格好になる。モモの英雄の仮面が滑り落ち、モモの顔が露わになる。


「危なかったね。」


モモは仮面が取れた事を忘れて喋ったせいで、顔が赤くなり、すると2人とも爆発音みたいな音がなり、湯気が立ち上がる。


「モモちゃん、浮気はダメだよーーーーーーーーーー。」


ヘスティアは、這いつくばりながらモモの足袖を掴みながら涙を出す。


「はいはい。嘘泣きはやめましょう。」


アテナは、腰にてをあて、諦めたようにして、首の裾を掴み、引きずりながら、席に戻す。


「ご、ごめんね。」


「い、いえ、大丈夫です。」


モモとエンは真っ赤にながら、顔をお互い、見ないように喋っていた。


そしてその頃。


「いつも通りの、垂らしが発動しただけですよ。」


アテナが、小声でヘスティアに向けてブツブツ討論をしていた。


「モモちゃん、昨日ぶりなのだー。暇で仕方なかったのだーーー。」


「そ、そうだね。そ、それと、へ、ヘスティアも、昨日会ったばかりじゃないかー。」


リュウを撫でながら言った。


「そうだけどーー、モモちゃんには1分に一度は会いにきて欲しいよーーー。」


「それとエンはやっぱり、モモちゃんに見込まれただけはあるね。比べ物にならないくらい強かなったよね。」


ギルドマスター、ヘスティアの部屋にモモ、エン、アテナ、リュウ、がきて、ソファで雑談をしていた。

ルシファーは、魔物退治にいっていた。


「ありがとうございます。ヘスティア。」


「いえ、謙遜ではないので、自分の実力に自信をもってください。」


「はい。」


エンは、嬉しくなり、力強く返事をした。


「そして何ですけど。自分の実力を理解してもらうため、魔物を倒してもらいます。」


「はい。」


「心配だと思いますから、モモも、ついていってあげて下さい。」


「そ、そうだね。ま、任されたよ。」


モモは、仮面やフードをとり、空間魔法の中に入れて、喋っていた。


「それなら、A+ランクの依頼を受けて見てはどうですか?」


アテナは、眼鏡をかけて、紙の束から一枚ちぎり、エンに差し出した。


A+ランクとは、Aより少し難しいということをさす。そんな変わらないだろうと思う人がいるだろうが+がつくだけで、戦いが数段に難しくなる。


「う、うん、こ、これくらいがいいと思うよ。オ、オーガキングだね。」


モモは、エンが見ていた、依頼書を覗いて答えた。


「わかりました。不安ですが行ってきます。」


エンは受けるとこを了承した。


「あと、武具などを調達した方がいいわね。これなんてどうかな?」


ヘスティアは、机の横に立て掛けてあった、白銀の両刃剣と、机の引き出しから、モモと同じ英雄亭に所属している事を示すローブと、更にモモと少し柄の違う、花柄が入った仮面を渡した。


「あ、ありがとう。」


エンは目を輝かせ、目には涙を溜めながら、ヘスティアに、礼を言った。


「さ、早速いこうか。」





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