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英雄が怖がりで何が悪い  作者: 水嶋 修司
001章
10/29

010

「エンを鍛えて、魔人を倒せるようにまで、実力をあげて欲しいの。モモちゃん」


「わ、わかりました。」


「今日からお願いできるかしら。」


「え、き、急だね。」


「まぁ、やる事が沢山溜まっているから、早く処理をしていこうと思ってね。」


モモはエンに問いかける。


「エ、エンはそれでいいなかな?」


「大丈夫です。よろしくお願いします。」


「そ、そんな、か、かしこまらなくていいよ。」


モモは苦笑いをしながら答えた。


「よし、決まりだね。」


ヘスティアは、答える。



「よし、これで、大丈夫だね。凄く良くなったよ。」


「ありがとう。モモ。」


「いや、凄いよ。やはり、潜在能力だね。」


モモは、エンと修行してから、1ヶ月たっていた。ここは、英雄亭の練習場だ。


内装は、凝っていて白で綺麗に統一されている。


モモは英雄の羽織ものと、片刃剣と、マスクをつけて、座りながら、エンと小声で喋っていた。マスクなどを付けている理由は、万が一警備兵などに、姿を見られる事を無くすためだった。まぁ、モモとエンの周りには、白魔法 不可視認結界 が貼ってあって、見ることはできないのだが。


「なにより、魔法や剣を一通り覚えれたのが凄いね。」


「けど。やっぱりモモには及ばないね。」


「まぁ、僕達は次元が違うからね。」


モモは更に小声で聞こえないように、呟いたのだった。


「モモ、ギルドマスターから呼ばれていましたよ。」


「あぁ、それはアテナからも、言ってた?」


「そうだったよ。」


「それなら行かないとね。」


「えっ、何故ギルドマスターの呼び出しがダメなの?」


「んー。そうだね。ヘスティアの場合は私情がはさまっているからね。」


モモの言葉を苦笑いした。


「それじゃあいこうか。」


モモは、立ち上がり、エンに手を伸ばし、立ち上がらせ、白魔法 不可視認結界 をしたまま、ギルドに向った。

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