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都築彩夏は不運である。  作者: 杏里
プロローグ
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プロローグ

 都築彩夏つづきさいかは不運である。


 道を歩けば事故に遭い、店に出向くと強盗に遭う。荷物を持てばひったくられ、口を開けば誤解を生み、何もせずとも疑われる。前世でよっぽどのことをしたのか、それともほかの何かなのか。


 都築彩夏は、のべつ幕なしに降りかかる不運から逃れる術はないと悟り、全力で割り切り、不運を受け入れるしかなかった。


 都築彩夏は不運である。


 しかし、不幸ではない。


 ほかならぬ彼が、自分は不幸だとは思っていないからである。


 

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