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俺の夢日記  作者: クスクリ
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6輪ランサーエボリューションⅡ

俺は車の夢をみるときいつも借金まみれだ。まだ2台支払い中なのにも関わらず新しい車を購入している。ただ買った車が何なのかは朧気だ。三重ローンに苦しむ俺は背に腹は換えられず、業界で名の売れた社長に150万円で愛車ランサーエボリューションⅧを売却したが、猛烈な後悔の念に苛まれる。まぁデリカがあるからいいかと無理矢理自分を納得させる俺だったが…


ふとテレビをつけると社長が宣言する姿が。

「今回私は買い取った車の販売を取り止めます」

まだ俺のランサーが社長の手元にある!

喜び勇んで社長の許に向かった俺は、金は返すからランサーを返してくれと頼み込む。

そんな俺に社長は冷淡に、「なん寝惚けたこと言よんな。もう買い手は決まっとんじゃ。今更返せるか!」

自業自得と仕方なく諦めた俺の脳裏にある記憶が甦る。

「そう言えば俺はもう一台古いランサーエボリューション所有しとったやないか。思い出したわ」


 俺の眼前にあるランサーエボリューションⅡ…、

 ただ何となくおかしい。タイヤが6本ついている上にボロボロだ。これはタイヤを換えないと走れたもんじゃない。

し、しまったぁ…エボリューションⅧだったらタイヤ交換は4本10万で済んだが6本となると…、

 俺は交換に二の足を踏む。

 真剣に悩む俺は馬鹿だ!

 装甲車じゃあるまいし、六輪タイヤでエボリューションⅧのようにぶっ飛ばせる筈がない。夢ちゃほんと人を洗脳するのが上手い。共産主義者並みだ。俺は、夢の中、この六輪車がランサーエボリューションだと信じて毛ほども疑ってないんだから。

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