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俺の夢日記  作者: クスクリ
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念願の公務員

 考えてみると、今までの人生、生きた分だけ夢を見た筈だ。夢で良かったと朝起きてほっとした悪夢もあれば、なぜ夢だったんだとがっかりした残念な夢もあった。現の毎日は連続するが、夢は単発で続かない。もし、人が夢の中で成長して行けば、現実から逃避して夢の世界で生きて行くことができる。素晴らしい世界だ。特に今の境遇の俺だったら喜んで夢に逃げる。


 夢日記をつけるなら起きてすぐ書かなくては忘れてしまう。現実なら数日前のことでも覚えているが、なんと言っても夢の内容には一貫性がないから。


 今日の夢、俺は公務員になっていた。それも中途採用で。デスクがあり同僚は女だ。毎日外回りに出ていた。と言っても簡単な訪問だしノルマもない。だから悪い左足にも負担がない。

 もう一人同僚が居て、何と俺のお客さんでK市役所に勤める田中さんだった。かわいい田中さんの奥さんも夢に出てくる。


 俺はHYM町のお宅に遊びに行ったが、家は寺の境内にあって庫裏を改築したものだった。この家に関して俺は夢の中で田中さんに何か質問されたが忘れた。京都の有名な寺に関してだったような気がする。

 俺は田中さんに新任の挨拶をしていた。

「今まで30年民間で苦労しましたがやっと公務員になれました。どうぞ宜しくお願いします」と。


 公務員にやっとなれたと思ったら今度は新卒入社で退職した豊前屋に舞い戻っていた。同僚は猪町小学校の同級生のK・川口だ。川口は俺が豊前屋を辞めたときは独身だったらしい。同期のかわいい誰かと結婚して、その奥さんに俺は館内で挨拶される。


 豊前屋の次は料理屋に修行に出ていた。何で?

 同僚は二人。

 一人が言う、あくまで修行だから給料は貰ってないと。

 無給とかとんでもない!

 俺は心の中で逃げの体勢に入るが、修行一日目くらいは洗い物のただ働きくらいは我慢しようと覚悟する。


 このように、夢は全く支離滅裂で一貫性も何もない。翌日まで夢の内容を記憶しておくのは非常に困難だ。

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