進化論
今、私の目の前には大変に大きな転機が訪れている。
周りには喚き、嘆く人たちが群れをなしている。
私はない知恵を絞りながら今日も考え続ける。
どうすればあなたのことを守ることができるのだろうか?
ただただ粛々と。
私たちは変わり続けていくのだろう。
今までもこれからも。
二度と戻れるかも分からないほどに。
当たり前だと思っていたものが徐々に遠ざかっていく。
その都度、新しい扉が私たちの前に立ちはだかってくる。
今まで見たこともないような鍵の形だ。
握りしめる私の手に馴染まずに持て余している。
それでもこの先に進み続けるしかない。
これまで私が積み上げてきた一つ一つを引き連れながら。
もしも神様が美しく輝くものだけを選りすぐったとしても。
私たち、人間というものは泥臭い愛や希望を掬い上げるのだろう。
きっとなんとかなるよ。
そう言い聞かせたとしても多分無理なのかな?
それでもなんとかするよ。
あなたからみたら、私は頼りないかもしれないけれど。
私がもし道を踏み外しそうになったとしたら叱りつけてほしいの。
今までのようにずっと。
例え変わっていったとしても。
大切な私の宝物を奪わないでよ。
もしも全てを捨てなくてはならないのなら私をあげるよ。
いつかこの日常を懐かしむ季節が巡ってきたとしても。
あなたにはつまらない冗談で笑いとばしていてほしいの。