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演技
ぼくは嘘がつけません
その境遇で産まれておりません。
ぼくにその役柄は似合いません。
ましてやあなたの代わりなんていないのです。
ぼくはぼく
あなたはあなた
だからといって、落ち込まないで下さい!
ぼくにその役柄をやらせて下さい!
精一杯成切りますので。
他の人格に成るのも、実は、好きなんです。
道化だなんて、最高です。
知らない自分で、ぷかんぷかん。
そんなことよりも、この物語が大好きなのです。
台本を読んだときに
感動し、胸の奥から爪先まで震えました。
だからこそ、こんなにも
怖くて怖くて仕方がありませんでした。
ぼくになんて
その役柄は出来ないのですと、、
やっぱり辞めたくなっちゃうのは
何故ですか?
それでも、今日のぼくは違います
成ります
成れるのです




