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第三話 始まる非日常

最新遅れてすみません。

新キャラ登場。


 俺は波多野から生徒手帳を貰い、その後の授業も普通に受けて昼飯食って昼からの授業も受けてその後少し大田と喋りながら途中まで部室へ行き別れて今俺は陸上部の部室だ。

 ここの部活は全体的に仲が良くて変なゴタゴタがない。

上下関係もないから楽だ。

「こんにちはっす」

 普通今は一年生の部活見学の週間だから先輩達は部員を集めるために色々しているらしい。

何をしているか知らないが。

「こんにちは」

「こんにちはっ」

色々な返事が返ってくる。

なにやらこの学校には『あいさつは基本の基本』というわけのわからない標語があるらしい。

俺は陸上部の男子更衣室に入って俺のロッカーに向かった。

「えっと、丹沢だよな」

 話し掛けてきたのは我が部活の部長の三年生、垣原潤かきはらじゅん先輩だ。

担当はハードル。

ちなみに俺は短距離。

「あ、はい。なんですか垣原先輩」

「お、俺の名前覚えてくれてるのか。感心だな。

まあそれは置いといて、今は主に一年生は基礎トレなんだ。お前の技術確かめてみたいがこれは顧問が決めちゃったもんで。

今一年はお前だけだから伝えとく。

今日基礎トレだけの二年もいるからそいつと一緒にやってくれ。」

「そうですか。…というか山寺先生は?」

 山寺先生とは我が陸上部の顧問だ。世界史担当。

「今日はなんか職員会議らしくてな。他の部活もこんな感じらしい。」

「へえ…先生も色々大変ですね。」

 こうやって話している間も俺の手は動いていて今俺は制服からジャージになっている。

この着替えの早さは中学の時に学んだ。

 一応書いとくがこの高校の制服はブレザー。

もちろんネクタイという名の曲者くせものがいるから面倒くさい。

慣れたけど。

「だな。

じゃ、頼んだ」

「はい。わかりました」






 俺は部活を終わらせ、制服に着替え、学校を出ようといていた。

別にそんなに居残る必要はなかったけどなんとなく居残っていたら外がすっかり暗くなっていた。

 垣原先輩から居残るなら鍵かけて職員室に持ってけという伝言を聞いたから俺は陸上部の部室の鍵を閉めて、俺は職員室に鍵を届けて廊下を歩いていた。


 廊下の電気は暗くなっていて少し不気味だ。

その時。

――メシャアアアアッ

 奇声を発しながら黒い変なだいたい人の二倍位ある物体が暴れていた。

なんだこれっ!?

それには口らしきものや目らしきもの…などがついている

なんかよく子供向けのアニメでよく出てくる敵みたいなのが今俺の目の前で暴れているんだぞ!?

それはガラスやら壁やらをぶっ壊している。

どうすりゃいいんだよ!


 俺がどうしよう右往左往している時に

いきなり俺の前をうちの学校の制服を着た少年が通り過ぎてきた。

そしてその人は何故か手に持っている剣で暴れまわっている黒い変な物体を叩き斬った

するとさっきまで暴れ狂ってた黒い変な物体は砂みたいになって

―――サアアアアッ

と風に飛ばされた。



なんだよ今の



 少年はというと何事もなかったように剣を収めている。

……………って

「なんで学校に剣持ってきてるんだよ!

危ないって!」

 俺は少年に近付いてそう言った。

少年は振り向くと驚いたように

「………居たのか」

と言った

「いやいたから。君が来る前からいたから」

「……そう」

少年は申し訳なさそうにうつむいた。

じゃなくて!

「んなこたぁどーでもいいんだよ!

なんでお前はここでそれをやってんだよ!

俺に解るように説明しろ!」

俺は気づいたら声を大にしてそう言っていた。

「………いいの?」

「何が」

「君が理由を知ったら今まで通り生きていけなくなる。

それでもいい?」

「俺は理由さえ分かりゃそれでいい!」

俺は本当の事が知りたいんだよ!

「…………………わかった」


 少年は俺の顔を見て言った。

よく見たら結構なイケメンな奴だ。

「……まずは名前から。

俺は一年の丹沢佑。」

「二年の長門祐樹ながとゆうき。」

………こいつ先輩だったのか!?

やべー…敬語使ってないし…

「で?さっきのは?」

「さっきのはラライと言ってこの世界が三次元だとしたらあれは五次元の世界にいるもの。

二次元を壊そうとしているらしい。」

「こ、壊す!?」

「真の世界は五次元だって証明するために。

二次元は三次元の人間が作った世界だから二次元は簡単に壊せる。」

「……壊したらどうなるんだよ」

「この世界は跡形もなく消滅する。」

    マジで

「今僕が話している事は全て本当。

理解出来なくても僕は本当の事を君に伝える。

それは君が決めた事だから」

「・・・・・・。」

「で、僕達みたいにラライがこの世界を壊さないように阻止するのがカムイと言う。

僕みたいに剣を使う人もいれば別に武器を持っている人もいる」

「って事はお前以外もカムイっているのか」

「そう」

「どれくらい?」

「…………僕が知ってるくらいで地球には少なくとも600人はいる

でも具体的な数は知らない。

そういうのは上の人が全てやっているから」

「お前は上の方じゃないのか」

「そう

上の方ではない

さっきみたいに割と弱いのは僕より下の人がやるんだけど…

その人いい加減だから」

「お前も色々大変なんだな」

「・・・・・。」

俺がそう言うと急に黙り込んだ。

「どうかしたか?」

「君に頼みがある。いい?」

「どんな事だよ」

「・・・・カムイになって」

「おう。・・・・・・ってえええぇ!?」

俺がそれをやると!?

「無理にとは言わない。

でもこれからラライが出たときに君はどうする?

きっと今日と同じように右往左往する。

それでカムイが来なかった場合君はどんなに弱いラライでも簡単に殺される。

それでもいい?」

オマエハオレニセンタクケンヲアタエナイツモリカ!!!

「・・・・・・わかったよ

そのカムイとやらになってやる」


 すると安心した顔になって

「じゃあ本部に連絡しておく」

と言った。


「なあ…お前の事なんて呼べばいい?」

「なんでもいい。」

「じゃあ敬語使わなくてもいいか?」

「構わない。」

「よし、わかった。

じゃあこれからよろしくな」

「わかった。」


やっと始めてくれた非日常。

主人公がギリギリまで拒んだおかげでやっと書けました。

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