ぷろろーぐ
処女作品の初話なのでお手柔らかにお願いします。。。
不定期更新ですが週1は確実に投稿します!
「お、お主は誰じゃあ!?」
「いや、そっちこそ誰だし!?」
…気がつくと、僕は和室にいた。
床は一面畳で、修学旅行で見た書院造と呼ばれる部屋のようなものか。
そこに一人の老人が座っていた。
「え、僕は確か電車に乗って学校に...あれ?」
「いやいやまってくれ、その前に何故ここに入ってこれた?」
「知りませんよ、まさか僕を誘拐してきたんですか!?」
「いや、これでも儂は君たちを管理する役目を持つ所謂神様じゃ。偉いんだぞ?」
「そんなこと興味ないですし、早く駅に戻してくれません?」
「ひどっ...いやしかし、儂が誘拐...じゃなくて召喚した訳でもないから無理じゃぞ?」
「えっと...ココハドコ?ワタシハダレ?」
「ここはそうさな、神界といったところかの?まぁ住んでいるのは儂だけじゃがな!ふぉっふぉっふぉ!」
「そういうことを聞いてるんじゃなーい!さっきは駅にいたのに何故気づいたらこんな部屋にいるんだ!」
僕は朝起きてのんびり支度をして駅に着いたところだったはずだ。
昨夜は遅くまで流行りのラノベを読み漁っていたが...何もトラックに轢かれちゃいないぞ!?
「いや、お主がここに飛んできたんだぞ?儂のティータイムを邪魔しおって」
いや、緑茶飲んでますよね。
「神様って言ってましたよね?なんか知ってるんですよね??」
僕はつい、何か知っているであろう自称偉い人に詰め寄ってしまう。
「うっ...いやまて、こっちにくるんじゃない!離れるんじゃ!」
「だっておかしいじゃないですか。やっぱり誘拐したんでしょ?怒らないから言ってごらん?」
「や、それ絶対怒るやつ」
「早く言いなさい」
「...他の神の元では何年かに一回、つまりお主らの中で言う何千年かに一回、私たち神がそれぞれ管理する世界の中で正しく成仏できなかった者が訪れることがあるそうじゃが」
「成仏?え、死んだのか?」
「まぁ、そういうことになるのぉ」
...それだけ言うと老人は分厚い本を捲り始めた。
ぷろろーぐに時間がかかりそうな。。。w