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超能力旅人ユウ 七つ目の大陸に最も近い旅人  作者: オロボ46
第二章「己の力の謎と七つ目の大陸を追い求める旅人」
79/80

第七十九話「具合」

 こんにちは、オロボ46です。

 少しネタを切らしてしまい、 また一週間以上開いてしまいました......現在、第二章の終盤まで書けているのでご案内を!

 今回はバンコクから始まります。


 それでは、どうぞ。

「はあ......やっとついたねえ......」


 バンコクに到着し、トラックの荷台から降りた時、リェンさんはため息をついた。

「お義母さん、いつもよりもテンション低いですね」

「うん......なんか妙に元気がないんよねえ。イケメンたちに囲まれていたから、最高にいい気分になるはずなのにねえ」

トラックの荷台にいた時のリェンさんは相変わらず他の隊員に口説いていたものの、バンコクに近づくにつれてあまり喋らなくなった。

「あ、先生! ソヨン!」

「......」

別のトラックに乗っていたブォエンさんとルイさんがこちらに走ってきた。

「......? 先生、顔色悪いな......」

「先ほどからこんな調子なんですよ。仕方ないですが、しばらく休ませた方が......」

ソヨンさんの言葉にリェンさんは首を振った。

「う......うちは大丈夫! そんなことよりも、明日の準備を済ましにいくんよ。早く先に進まないといかんやろ?」

「無理しなくて大丈夫ですよ」

「そうだぜ先生、旅人の死因のほとんどは急ぎ過ぎによる準備不足だ。一度この街に滞在して休んだほうがいいぜ」

「......」

三人に説得されてリェンさんは笑みを浮かべて頭をかいたが、すぐに首を振った。

「うちはこう見ても薬剤師なんよ。医者じゃないけど、うちの体はうちがよく知っている。()()動けるから大丈夫だよ! そんなことよりも、滞在して日数を無駄にしたら、タケマルさんだけでなく、うちたちも危ないんやろ?」

「それは......そうですけど......」


「......誰かに、狙われているのですか?」


「!?」「!?」「!?」!?「隊長!?」

後ろから突然話しかけてきた隊長に、自分たちは一斉に振り返った。その威圧的な表情の中、ブォエンさんがこちらに耳うちをした。

「事情......話した方がいいかな......」

狙われている理由以外なら問題な......

「ブォエン!! 目を反らしてなにしている!?」

ッ!!

「ッ!! ハッ......実は......」


 自分の力のことと、それが原因で狙われている事以外の事情を説明してくれたブォエンさんに対して、隊長は考え混むようにうつ向いた後、こちらを見た。

「......主に狙われているのは、あなたですね」

隊員たちを思い出して敬礼をしようとする右手を抑え、頷く。


「わかりました。我々はこのバンコクで明後日まで滞在するつもりです。それまで警備をつけましょう」


「!?」「!?」「!?」「!?」「!?」「!?」「!?」「!?」「!?」「!?」「!?」「!?」

その言葉に、全隊員が振り向いた。

「誰が全員護衛につけと言った!! 体力を回復させる大事な休暇の時間を無駄にするな!!」

周りの隊長たちは一斉に敬礼し、それぞれ立ち去って行った。

「た......隊長......まさか一人で......?」

「何を勘違いしている!! 我々三人で護衛するんだ!! 私が協力するのは滞在している明後日までだからな!!」

「......!! 了解!!」「......!! 了解!!」


「本当に助かります......! お義母さん、これなら明後日まで休息が取れますね!」

しかし、リェンさんはまだ納得がいかないようだ。

「でも、どうやって殺し屋から守るんだろうねえ......」

確かに、ホンコンでは街の中で襲われたことがある。あの時はバラバラになったタイミングを狙われたが......

「そのことですが、後程ホテルで今までの殺し屋の手口を教えて頂いた上で、護衛方法をご検討させていただきます」

「......それなら、お言葉に甘えようとするかねえ」

ようやく、リェンさんも納得できたようだった。




 その後、バンコクのホテルの一室で話し合いが行われた。その結果、隊長は買い出しに出るソヨンさんと付き添いの自分、ブォエンさんとルイさんはベットで休むリェンさんを護衛することになった。


「普通、二人の方に護衛がつかないんかえ?」

ベットの上でリェンさんが隊長に尋ねた。

「ホンコンであなたたちを襲った殺し屋は、一人になったところを襲っています。四対二になると、二人の方が孤立する危険性があるため、このような編成にしました。」

「なるほどねえ......」

「それでは、連絡用に三人の電話番号を交換しておきましょう」

そう言いながら、隊長はスマホを取り出した。リェンさんとソヨンさんも同じようにスマホを取り出す。

「......ユウさん、あなたはスマホを持っていないんですか?」

自分は頷いた。スマホを見たことはあるものの、まだ欲しいとは思わなかった。

「まあいいでしょう。それでは、くれぐれも孤立しないようにお願いします」


 話し合いも終わり、自分は荷物の整理を行っていた。

「ねえユウ、もしよかったら明日の買い出しついでにスマホ買いにいかない?」

ソヨンさんがスマホのチラシを持って来た。

 自分は連絡用に用意するには構わないが、値段にもよると伝えた。


「それなら一緒に見に行きましょうよ。私もそろそろ新型に変えようと思っていたと

頃なの」

 いかがでしたか?

 遂にユウもスマホデビューするのでしょうか......?


 ぜひ見てくださいね。

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