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超能力旅人ユウ 七つ目の大陸に最も近い旅人  作者: オロボ46
第二章「己の力の謎と七つ目の大陸を追い求める旅人」
72/80

第七十二話「網の中」

 お久しぶりです。オロボ46です。

また更新が途絶えてしまってすみませんでした......最近は忙しく、また、28日以降にも更新が途絶えてしまうかもしれません。次回分まで書き終えているので、気長に待っていただけると幸いです。


 今回はタイガーバームガーデンから始まります。

それではどうぞ。

 戦闘用ホースが張り巡らされたタイガーバームガーデンで、銃の殺し屋はリェンさんたちに近づいていく。

「よし......人質は確保したぜ......」

そして、ブォエンさんの前でリェンさんに銃を当てた。


「まずいな......なんとかして後ろから近づかないと......」

ルイさんは頬の傷から滲み出る血を拭き取りながら呟いた。

 この戦闘用ホースは、武器として扱うことを想定されている為、耐久性もある。ナイフでも切るのに時間がかかるだろう。戦闘用ホースに素手で触れることも出来ない。潜り抜けることはできるが......


「おいおい......もっと周りを見てみろよ?」


 上からナイフの殺し屋の声が聞こえた。その方向には......ナイフの殺し屋がホースの上に立っている!?

「な......なんて人外的なバランスなんだ!?」

「人外? それはお前の仲間のことだろう? これは修行と策の賜物だよ」

そう言いながらナイフの殺し屋は飛び上がり、こちらに向かってナイフを構えたまま落ちてくる......!!


ガギィン!!


 なんとか見えない壁で塞ぐことができた。その反動でナイフの殺し屋は後ろに吹き飛ばされる。

「......!! ユウちゃん!! まだ油断するんじゃねえ!」

ルイさんの言葉通りに、自分はナイフの殺し屋から目を離さなかった。

 ナイフの殺し屋の背中にホースが触れた。そして、ホースは重みで(しな)り、まるでナイフの殺し屋が矢となる弓のように打ち出そうとしている......!


バチンッ!!


 ナイフの殺し屋は勢いよく発射され、こちらの後ろにあるホースに向かう。そのホースでさらに跳ね返り、自分の背中を狙う。

 自分は素早く振り向き、再び見えない壁を張る。

「逃がすかよ!!」

ルイさんは拳銃よりも長い銃を取りだし、引き金を引く。散弾が放たれ、その一部は自分の見えない壁に受け止められる。

「ほっ!!」

ナイフの殺し屋はすぐに奥に飛ばされ、散弾を回避する。別のホースに吹き飛ばされ、さらにそのスピードを上げて行く......!


 これでは速すぎて目で追うことができず、燃やすことも出来ない!!


「......!」

必死に目で追いかけている中、ブォエンさんがルイさんを見て、頷いたのが見えた。

「......わかった」

ルイさんも頷き返す。そして、こちらを見た。

「ユウちゃん、ここから出るぞ!」

そう言ってルイさんに手を捕まれ、引っ張られた。




「人質も置いて逃げるのかい? 参ったなあ。でも逃がすわけにはいかないのだよ。君は人質とノッポを頼むよ」

ナイフの殺し屋は上空を舞いながら追いかけてくる。自分とルイさんはホースの下を潜り抜けたり、低い位置のホースを飛び越えたりしながらナイフの殺し屋から距離を取る。その中でホースに触れて傷を負いながらも、時々襲ってくるナイフの殺し屋を見えない壁で弾き返す。


 そうしている内に、ホースが張られていない場所に出た......!!

「出られると思ったのかい!? 実験体ぃ!!」

ナイフの殺し屋が高く舞い上がり、小さな光を放った。




「今だぜ!! 兄貴!!」

そう叫ぶと、ルイさんは笛を鳴らした。




 ナイフの殺し屋が、ホースに引っ掛かる。それと同時に、ホースが勢いに任せて地面に叩きつけた!

「グアッ!?」

それに巻き込まれたナイフの殺し屋は体を叩きつけられて、動かなくなった。

「気を失っただけみたいだが、しばらくは動けないみたいだな。ユウ! 兄貴のところに向かうぞ!」

ルイさんは地面に張られたホースを跨ぎながら、ブォエンさんのいた場所に向かった。自分もホースに引っ掛からないように注意しながら後を追う。


 ふと横を見ると、動物の置物が頭だけ出して地面に隠れており、口が地面に近い位置に存在していた。ホースが地面に向かって叩き着けたのは恐らく......

「ユウちゃん、足元に気を付けろよ?」

ルイさんに言われて我に帰る。よそ見していて足を引っ掻けるところだった。




「あのガリ勉野郎!! 失敗しているじゃねえかよお!!」

銃の殺し屋の叫び声が聞こえてきた。ブォエンさん達が居た場所には大きな穴が空いていた。そこまで深くない。

「......」

「そのガリ勉さんはすっかり伸びちまっているぜ」

ルイさんは穴を覗きながら答えた。穴の中ではブォエンさんが銃の殺し屋を取り押さえており、殺し屋の持っていた拳銃は気を失ったままのリェンさんたちの足元に落ちている。

「くそっ......何が起きたっていうんだよ!!」


 自分には理解できる。ブォエンさんが空間を自由に作り出す針で地面に刺す。ブォエンさんと銃の殺し屋と人質がいる場所に穴を空け、さらにホースを出している動物の置物の足元を下げる。そうすると、口から出しているホースまで下がるため、ホースの網が勢いよく地面に叩きつけたのだ。穴の中にいたブォエンさんたちは影響はなく、銃の殺し屋が変化に戸惑っている隙をブォエンさんが狙ったのだろう。

 ()()()()()()()()()()()()、そう複雑には感じない。


「確かに、あんた達は喧嘩するほど仲がいい......罠を作動するコンビネーションはなかなかだと思ったぜ」

そう言いながらルイさんは穴の中に降りた。

「だがな、もう少しお互いを信用するのもいいと思うぜ?」


 そして、ルイさんは銃の殺し屋の腹を殴った。

 いかがでしたか?

次回は明日投稿する予定です。

お楽しみに!

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