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超能力旅人ユウ 七つ目の大陸に最も近い旅人  作者: オロボ46
第二章「己の力の謎と七つ目の大陸を追い求める旅人」
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第五十三話「紋章」

 こんにちは、オロボ46です。

今回はソウルの公園から始まります。


 それでは、どうぞ。

「この男、知っているか?」

太っている男......ルイさんが取り出した写真を見て、自分は頷いた。その写真にはタケマルさんの姿があった。

「そうか。じゃあお前がタケマルさんの言っていたユウって子か......それにしても兄貴、よくわかったなあ......髪型が言っていたのと全然違うから、わからなかったぜ」

「......」

そういえば、髪を切ったのはタケマルさんと別れた後だった。


「俺たちはペキンで暮らす友人に会いに行く途中でブザンの街で一息ついていたが、そこでいきなりこの人が話しかけてきたんだ。この写真は前から友人からもらった物だから顔は知っていたし、彼も友人から俺たちが写った写真を見ていた。実際に会ったのは初めてだったが、友人のことを話すとすぐに気があったよ」

そう言いながら、ルイさんは先ほどの笛を見せた。そして、もう一人の男......

「あ、さっき兄貴が言っていたが、俺の名前はルイ。そして俺の兄貴が"ブォエン"だ」

「......」

ブォエンさんは何も言わずに一礼すると、スイッチのついた針のような物を見せた。確か、カゴシマの洞穴でタケマルさんが拾ったものだ。

「タケマルさんはユウちゃんのことと共にこの二つの道具を見せてくれたよ。確か......これを拾った場所には言葉を発する怪物がいたんだろう?」

......黙って頷く。

「......それで、この笛をよく見たら......奇妙な紋章があったんだ」

そう言いながらルイさんは笛の吹き口付近を指した。


 太陽のような形の中に二重丸があり、その中には十字架の形が描かれている......


「兄貴に渡しているほうにも同じような形がある。そして......俺たちは以前にもこの形を見たことがあるんだ」

次にルイさんは二枚の写真を取り出した。


 一枚目に写っていたのは巨大な大穴......まるで、ダムの廃墟で見た大穴と同じだ。そして二枚目には穴の向かい側の崖が写っている。その中には先ほど笛に付いていた紋章が見えた。


「ここからずっと南に行ったところに"オセアニア大陸"がある。そこで見つけた大穴だが......世界各地で発見されている大穴にもこのような紋章があるのかどうかはわかっていない......俺たちはその検証の前に故郷で一旦休もうと思って、帰って来たんだが......」

「......」

二人は互いに顔を見合わせて、ため息をついた。

「......タケマルさんにこのことを話したら、ぜひともこの目でみたいと叫んで去って行ったんだ。俺たちにこの道具を渡して、友人に用事ができたと伝えてくれと言い残してな」

「それにしても......大丈夫かな......」

背の高い男......ブォエンさんはルイさんに向かって再び口を開いた。

「雰囲気的には多分大丈夫だろうが......あの人、飛行機で直接オセアニア地方に行っちまったんだからな......俺たちは今まで貯めていた金で飛行機で帰ってこれたが......」


 タケマルさんは、そこまで資金を持っていただろうか......




 自分はブォエンさんたちと共に野宿した。その翌日......


「ふう......あのホテルのベットはフカフカだったねえ......ん? ユウさん、その人たちは誰なんだい?」

リェンさんが公園にやって来たので、自分はリェンさんに説明した。

「なるほどねえ......うちたちはペキンに向かっているんだけど......それにしてもあんたたち、結構いい顔しているねえ......」

「......」

()()()に言われてもなあ......」

!!!


「......ん? なんて言ったんだい?」

「ばあ......フゴッ!?」

間一髪、ルイさんの口を押さえることができた......

「......ルイ、その言葉は言わない方がいいみたいだね......」

ひそひそと呟くブォエンさんに対して、ルイさんは静かに頷いた。


 自分がルイさんの口から手を離すと、ルイさんは一呼吸した後に口を開いた。

「俺たちは車で行くつもりだが......行き先が同じならお前たちも一緒にこないか?」

「......」

リェンさんは少しの間黙っていたが......

「うちらは知り合いの車で行く約束をしているからねえ......惜しいけど、また別の機会に頼もうとしようかねえ」

「......」

「わかった。それじゃあユウちゃん、元気でな」

ルイさんは手を上げて、ブォエンさんはお辞儀をして、公園から立ち去った。




 その後、別の男がこちらに向かって走ってくるのが見えた。男は写真とリェンさんの顔を見比べた後に話しかけてきたが、その言葉は自分の知らない言語で話しているようだ。リェンさんも知らない言語で話している。


キーン


 またあの耳鳴りだ。予想通り、耳鳴りが収まると話の内容を理解し始めた。

「......もう一度言ってくれんか?」


「はい......"ソヨン"さんからの伝達ですが......突然依頼が入ってきてピョンヤンに行くことになりました。ソヨンさんの知り合いの方にあったら、悪いがそこまで行ってくれと......」

 いかがでしたか?

タケマルさん......相変わらず元気でしたね......


 次回もお楽しみに!!

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