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超能力旅人ユウ 七つ目の大陸に最も近い旅人  作者: オロボ46
第二章「己の力の謎と七つ目の大陸を追い求める旅人」
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第五十二話「言語」

 こんにちは、最近サブタイトルが漢字二文字になってきているオロボ46です。

今回はソウルから始まります。


 それでは、どうぞ。

「ふう......やっと着いたねえ......」

翌日、"ソウル"にたどり着いて、リェンさんは額の汗を抜くった。

「ユウさん、あんたもそろそろ腹が減ったころじゃないのかい?」

薄々空腹を感じていた自分は頷いた。

「よし、とりあえず腹ごしらえとするかねえ! うちはこのソウルには何度も来たことがあるんよ。美味しい"ビビンバ"をご馳走してあげようかね!!」

......ビビンバ?




バチバチバチ......


「ほれ、早く混ぜないかえ」

ソウルの料理店の中で、自分の目の前に石釜の中に入ったビビンバが現れた。丼の中に、ご飯や肉、卵などの具が綺麗に乗っている。


バチバチバチ......


 何かに熱せられているような音が石釜から聞こえる。

「この二本のスプーンで混ぜるんよ。早くしないと焦げてしまうからねえ」

慣れた手つきでビビンバを混ぜるリェンさんの手を見ながら、自分も混ぜてみた。


 ......焦げたところがいくつかあったが、普通に食べることができた。




 料理店の店の外で、自分は看板の文字を見た。

「ユウさんはうちの言葉がわかるみたいだけど......この看板もわかるんかえ?」

全然わからない言葉だと伝える。

「そうかい......うちが語れるのは"中国語"と"朝鮮語"、あと"英語"ぐらいねえ」

中国語と朝鮮語、英語......この看板はどれだろうか?

「これは朝鮮語だね。ソウルはもちろん、この前のブザンやここから先にある"ピョンヤン"でも使われているんよ。中国語はペキンあたりの街で、英語はかなり遠い街の言葉になるねえ」

それなら自分が使っている言語はなんだろか?

「なんだろうって......"日本語"に決まっているじゃないか。ユウさん、フクオカの街から来たんだろう? 学校とかで習うはずだけどねえ......」

自分は学校には行ったことはないと伝えた。

「訳ありというやつね......何もしらないイケメン男をこのリェン姉さんが導いてあげる......という胸暑展開ならよかったんだけどねえ......」

そういいながら、リェンさんは大声で笑った。

「そう悪いことをしたと言わんばかりの表情をすることはないよ!! あんたが男でも女でも、うちは言ったことは最後まで守る主義だからね!!」


 ふと空を見上げると、夕方になろうとしていた。

「......それにしても、自分の知らない言語を知っている言語に翻訳する能力か......うちだったら、世界中の男と話をし続けるけどねえ......」




 その後、リェンさんはホテルに止まらないかと言ったので、自分は考えたが、資金の関係で断ることにした。

「残念ねえ......まあ、どちらかと言えばうちもその方がありがたいけど......でも本当に大丈夫なのかい?」

自分はホテルで止まるよりも野宿するほうが慣れていると伝えた。

「そういうもんかねえ......とにかく、風邪を引かないように気を付けるんだよ」

そう言ってリェンさんは公園から立ち去って行った。


 公園の中で野宿する場所を探して歩いていると、二人の人間が座っているのが見えた。

「あ、ちょっといいかい!?」

そのうちの一人が手を上げて話しかけてきた。

「このスマホ、電源がつかなくなったんだ......充電しても駄目だし......君、もしかしたら直せるか?」

話しかけてきた男に対して、自分は首を横に振ることしか出来なかった。


「そうか......やっぱり兄貴の言っていた通りだったな。仕方ない。明日、スマホの修理をしてくれる店を探すか」

喋っている男は背が低く、少し太っている。

「......」

それに対して、もう一人の男は背が高く、スラリとしている。顔をよく見てみると、二人とも同じ顔を持っていた。

「ん? やっぱり気になるか? 俺たちは双子だから顔も一緒なんだぜ。なあ兄貴!」

「......」

肩に太っている男の手が乗っても、背の高い男は何も言わなかった。

「まあ、性格はほとんど正反対だけどな。とりあえず、こっちに座らないか?」

自分は少し迷ったが、座り込むことにした。




「......?」

「しかし、言葉が通じないと本当に不便だよなあ。こんなことならもっと勉強したほうがよかったなあ......あんたはよく勉強しているみたいだし、黙ったままだけど、兄貴とは違って受けはいいみたいだ!」

......太っている男はよく喋る。

「......」

「俺たちは学者なんだ。特に世界が怪物だらけになってからはよくわからないことが多くなっただろ? だから学者の重要性が大きくなったんだ」

そう言いながら太っている男は何かを取り出した......


「最近気になる物はこいつだな。ある人に渡された、不思議な笛なんだが......なんでも、()()()()()()力を持っているらしい......」


 ......!!?

「どうしたんだ? そんなに目を見開いて......」

なぜ......その笛が!?

「!? 他に誰かいるのか?」

思わず、自分の力で言葉を伝えてしまったようだ。

「すまん、何か変な声が聞こえたから......」

「......な......なあ......"ルイ"......」

今まで口を開かなかった背の高い男が、口を開いた。


「さっきから思っていたんだけど......この子......タケマルさんが言っていた......ユウって子......なんじゃ......ないかな......」

 いかがでしたか?

そういえばタケマルさんは、友人と会う学者にも話を聞きたいと言っていましたね......


 次回もお楽しみに!!

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