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超能力旅人ユウ 七つ目の大陸に最も近い旅人  作者: オロボ46
第一章「力を持ちながらも怪物が溢れる世界でたださまよい続ける冒険者」
5/80

第五話「四つ目の力」

 お久しぶりです、オロボ46です。今回から連載再開となります。

最初はリメイク版を出すつもりでしたが、今までの展開がよかったのでそのまま突然の連載再開となりました。

 また、(2019年2月16日の時点で)タイトルを初め、今までの展開などに修正を入れました。


 ただし、この作品の展開は順次考えていきます。途中で詰まったり、新しい作品のアイデアが出てきた時には、

またしばらく間が空く場合があります。ご了承した上でご覧ください。


 それでは、どうぞ。

 街の外へ出た。平原が広がる中で怪物が動き回っている、昨日と同じ光景だ。


"お願いです! 僕の大事な物を取り返してください! 旅人も無事ならついでに助けてください!"


 今朝の男の人の言葉を思い出す。サカノさんによると、廃墟はここから北にいけばすぐに見つけることができるらしい。

 自分はコンパスで方向を確認し、怪物に見つからない内に北へと向かった。




 北へと進み、森の中へと入っていった。手に握りしめているコンパスに時々目を移しながら歩いていると、積み重ねられた木材があった。その木材は、すでに燃えたように黒くなっている。

 これは焚き火だ。街でサカノさんが起こした焚き火とは形が違うが、ここに焚き火があるということは、昨晩は誰かがここにいたということだろうか?


 焚き火のそばには、毛布が丸められたものが三枚あった。これが"寝袋"というものらしい。その隣には大きな袋があった。自分は恐る恐るその袋の中を見た。


 そこには、()()()()()()()が入ってあった。


"いいかのう、ユウちゃん。あの人が言っていた盗賊だけには気をつけるんじゃ"


 自分はサカノさんの忠告を思い出すと、先を急いだ。




 しばらく歩いていると、目の前に建物が見えた。所々にヒビが見えている。ここがあの男の人が言っていた廃墟なんだろう。自分は入り口に向かおうとした。


チュウルル......


 どこからか、鳴き声のような音が聞こえてきた。後ろを向くと、そこにはネズミのような怪物が二匹いた。大きさは自分の膝ほどまである。


 自分がサカノさんにもらった木製バットを構えると、ネズミの怪物の一匹が飛び上がって襲いかかった。それにあわせておもいっきり降り下ろすと、怪物の頭部に命中した。一匹のネズミの怪物は声も出さずにその場に倒れてしまった。

 その時、もう一匹のネズミの怪物が鋭い爪で引っ掻いてきた。自分はとっさに体を引いたおかげで、膝を少しかすっただけですんだ。そしてすぐさまに怪物の顔面に目掛けてバットを振った。


チュウリィ!?


 ネズミの怪物は悲鳴を上げてよろめいた。それに続いて一発、二発とバットの打撃を続けて与えていった。そのネズミの怪物の顔面が変わり果てたころには、もう動かなくなっていた。


 一瞬だけバットを下ろそうとしたが、再び構えた。最初に倒れたネズミの怪物がよろよろと起き上がり、歩き出したからだ。

 しかし、これ以上化け物を攻撃する必要はないと思われた。思いっきり頭部に当てた影響なのか、怪物はまったく別方向へと向かって行った。

 自分はその怪物を見ながら膝の傷を、手を触れて治していた。




 廃墟の中へと入った。真っ暗で何も見えなかったので、青いリュックサックから懐中電灯を取り出し、スイッチを押した。自分は懐中電灯が照らす明かりを頼りに奥へと進んで行った。


「おい!! 誰だ!?」

突然、横から明かりが照らされる。そこにいたのは目付きの悪い男が懐中電灯を持っていた。

「あんちゃん!! どうしたんっすか!?」

その後ろから同じ顔をした男が現れた。

「ほほう......? こいつ旅人のようだぜ? おい、命が惜しかったらその背中に背負っている荷物をここに置いていくんだな!」

命の危険を感じた自分は、背中のリュックサックを背負ったまま反対方向へ走りだそうとした。


 ッ!! 何かにつまずいてその場で転んでしまった......!

「どうしたんだ? 二人とも慌てていて......」

さらに同じ顔の男が二人の後ろから現れた。

「兄貴!! こいつ、旅人ですぜ!!」

「その青い荷物には結構入っていると見えやしたぜ!!」

「そうか......それなら、お荷物検査をさせてもらわねえとなあ......?」

三人の男たちは、ジリジリと近づいてくる。この三人......間違いない......依頼人の男が言っていた盗賊だ......!!

 自分は怪物を燃やしたように盗賊の三人を睨み付けた。しかし、怪物のように力強い睨みが出せなかったのか、三人は少し汗が出るぐらいしか変化が見られなかった。

「おお、怖い怖い......とでも言って欲しいのか?」

そう言いながら先頭の一人は刀のような物を取り出した。

「なめるんじゃねえぞ!!!」

そして、刀をこちらに向けて降り下ろされた。


ガキィン!!


 盗賊の刀は、空中で止められた。

「......!?」

「......兄貴? どうしたんですか、早くやっちゃってくださいよ!」

「わ......わかっている!!」

そう言いながら再び刀を降り下ろす盗賊。しかし、待たしても途中で止まった。

「......な......何やっているんすか?」

「うるせえ!! お前たちは黙っていろ!!」

そう言いながら盗賊は先ほどよりも刀を大きく上げ、力強く降り下ろした。


バギィン!!


「うおおお!?」「うへええ!?」「ふぎゃあ!?」

盗賊の刀は反動で弾かれた。その勢いで先頭の盗賊が後ろに倒れ、その後ろに再びの盗賊も一緒に倒れた。

 自分はこの隙に逃げ出した。




 先ほど、刀が空中で止まった現象......自分ならその現象が説明できる。

 言葉を伝える力、傷を癒す力、怪物を燃やす力......


 それに続く、四つめの力......

 いかがでしたか?

のんびりとした投稿スペースとなりますが、次回もお楽しみに!

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