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超能力旅人ユウ 七つ目の大陸に最も近い旅人  作者: オロボ46
第一章「力を持ちながらも怪物が溢れる世界でたださまよい続ける冒険者」
43/80

第四十三話「目的地」

 こんにちは、オロボ46です。

今回はいよいよカゴシマの街直前から始まります。


 それでは、どうぞ。

「ついに......ついたかのう......」

ため息をつくサカノさんの目線の先には、ひとつの街が見えた。

「長く感じたんだけどよお......もう目の前なんだな......」

「ああ......長かった......ここまで何度怪物や殺し屋に狙われたことか......」

「その旅も......もう終わりですね......」

自分たちは、目の前の街を見つめていた。


 あそこが......カゴシマの街......




「二人とも、ここまで付いて来てくださって、ありがとうございました」

街の中の公園で、サカノさんはタケマルさんとカリヤさんに向かってお辞儀をした。

「いえいえ! 私は命の恩人に恩を返せたことで満足です!!」

「......まあ、これも仕事ですから」

感情深そうに笑うタケマルさんに対して、カリヤさんはいつもの表情を崩さない。

「......そういえば、お二人はこれからどちらに行かれますかな?」

「あたしはしばらくこの街に留まって、依頼を待つつもりですが......」

「私は一週間後に、西の方角にある"ペキン"に向かうつもりです! それまではこの街で体を休めるつもりですけどね」

「そうですかのう......でしたら、一週間はこの街にいる......ということですな......?」

サカノさんの質問に、二人は何か意味がある言葉なのかと言っているような表情をした。

「......まだ手伝えることがあるのですか?」

「......いえ、少し聞いただけですじゃ」

サカノさんはそれ以上は何も言わなかった。

 カリヤさんは何かを考えるように俯いてしまったが、タケマルさんはこちらの顔を見て話しかけてくる。

「ユウ! 君と共に歩いたこの旅、私は忘れないぞ!!」

「おいおっさん!! 俺のことも忘れんなよ!!」

自分の横にいたアオヒコさんがタケマルさんに向かって答えた。

「ああ! 忘れるものか!! アオヒコ!! 君も達者でな!!」

「へっ!! 今度会うときは、あんたを......いや、師匠を越えた旅人になってやるぜ!!」

それを聞いたカリヤさんが顔を上げて、

「最後までそれ言います!?」

と呆れた表情を見せた。

「ハハハハ!! カリヤ!! もうそろそろ認めてもいいんじゃないか?」

激しく横に振るカリヤさん。

「そんなこと言ってないで、タケマルさん!! 早く行きますよ!!」

「よし! それじゃあ二人とも、またいつか会おう!!」

そう言って、二人は街を歩いていく人混みの中へと入っていった。




「さて......俺も早くお袋に顔を見せねえとな......」

アオヒコさんは少し照れた様子でこちらを見ると、バックからメモ用紙を取りだし、何かを書き始めた。

「......よし、書けた」

そう言ってメモ用紙を渡された。文字や数字で書かれている。

「そいつは俺の家の住所だ。用事が住んだら、遊びにこいよ!」

アオヒコさんはこちらの肩に片手を置いて笑った。

「アオヒコくんにも世話になったのう......」

感情深そうに話しかけるサカノさんに対して、アオヒコさんは照れるように頭を掻く。

「いやいや、世話になったのは俺の方だぜ。ユウやじいさんがいなかったら、俺はこの街に帰ってこれなかったからよお」

「しかし......シガの街に向かう途中の小屋では本当に助けられたんじゃがのう......」

「あれはまぐれだぜ? それに、ユウが伝えてくれなかったらそのまま逃げ出したところだったんだ......ユウ、それじゃあな! 絶対遊びにこいよ!!」

そう言って、アオヒコさんは人混みに向かって走り始めた。




 自分はサカノさんと共に公園のベンチに座ると、リュックサックの中から日本地図と写真を取り出した。写真は研究所の助手と女性が写っている写真だ。

「さて......ここからこの女性の住んでいる場所を探さなければいけないが......ん? ユウちゃん、地図の裏に何か書いておるぞ?」

サカノさんに言われて、自分は地図の裏を見てみた。

 そこには、文字と数字が書かれていた。自分はすぐにアオヒコさんにもらったメモ用紙を取り出して比べた。


 まったく同じ文字と数字だ......




 サカノさんによると、住所はその人の暮らしている場所のことを指しているらしい。

 自分はサカノさんと共にその住所の場所を探して、一件の家にたどり着いた。その家の前には座りこんでいたアオヒコさんの姿があった。


 サカノさんはしゃがみこみ、アオヒコさんに目線を合わせた。

「アオヒコくん、どうしたんじゃ......?」

「......」

アオヒコさんの顔には、涙と鼻水が散乱していた。


「......扉のインターフォンを押しても......誰も出ないんだ......なんども押していたら......隣に住んでいるおばさんが......教えてくれたんだ......お袋......死んでいたんだってよ......それも......誰かに殺されたって......まだ......犯人も見つからないまま......だって......」

 いかがでしたか?

研究所の助手の知り合いの家がアオヒコさんの家と同じ......その上、アオヒコさんの母親は死んでいた......

 いったい何が起きているのでしょうかね......?


次回もお楽しみに!

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