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超能力旅人ユウ 七つ目の大陸に最も近い旅人  作者: オロボ46
第一章「力を持ちながらも怪物が溢れる世界でたださまよい続ける冒険者」
39/80

第三十九話「最後という言葉」

 こんにちは、オロボ46です。

今回はオオイタの街の喫茶店から始まります。


 それでは、どうぞ。

 白衣の男と共に、オオイタの街にたどり着けた。自分たちは街の喫茶店に入り、一息つくことにした。


「さて、僕からもお礼をしなければ......みんな、何か飲みたいものはないかい?」

白衣の男に言われて、自分たちはメニュー表をじっくりと見た。

「それじゃあ私はミルクティーで」

「あたしはコーヒーで」

「俺はコーラ」

「緑茶でいいですかのう」

タケマルさんたちは次々と答える中、自分はまだ決めていなかった。

「ユウちゃん、決まったかのう?」

自分はまだ決めていないと伝えて、メニュー表の中にあった"オレンジジュース"という飲み物を指差した。

「クスクス......」

白衣の男はなぜかこちらを見て笑った。

「ごめん、君を見ていたらムウナのことを思い出したんだ」

「なあ、ユウのことを......そのムウナって女によく重ね合わせているみたいだけどよお、実際にはどういう奴だったんだ?」

アオヒコさんは興味が沸いたのか、白衣の男に質問した。

「ああ......彼女は何に対しても興味を持ち、誰に対しても優しかった......そして何よりも......彼女は特別な存在だった。他人に言っても笑われる話だけど、彼女は他人には持っていない、特別な力を持っていたんだよ......」

......

「......とりあえず、そろそろ注文するとしましょうか」

タケマルさんはこちらの顔をちらりと見て、呼び出し用のボタンを押した。




 やがて、飲み物が運ばれてきた。予想はしていたが、オレンジジュースは名前の通りオレンジ色をしている。

「そういえば......あなたはとある研究対象である怪物を探していたとおしゃっていたそうですが......いったいどんな怪物なのですかのう?」

サカノさんは緑茶を飲みながら白衣の男に尋ねた。

「あ、ちょっと待って......」

白衣の男はポケットから別の写真を取り出した。


 その写真には、一匹の怪物が写っていた。とても可愛らしいウサギだ......足が()()もあることを除けば。


「この怪物は非常に臆病でね......人間や他の怪物を見つけるとすぐに逃げて行ってしまうんだ。討伐した旅人はいても、捕獲した旅人はまだ存在しない」

「そんな怪物を捕獲してどうするんだよ? 人体実験、なんてな?」

アオヒコさんは笑いながらコーラのストローに口をつけた。

「君は怪物の素晴らしさを知っているのかい?」

白衣の男の目が光った。

「......は?」

「確かに怪物が現れてから世界は荒れていった......しかし、彼らには凄まじいパワーがある! それを知らないから、君は怪物をバカにできるんだ!!」

「え? 別に俺、バカにしたつもりは......」

アオヒコさんはストローから口を離して困惑していたが、白衣の男の顔はみるみる赤くなっていた。

「まず、怪物が現れたのは......」

「ちょ......まず話を聞けよ......」


 その後、白衣の男は怪物に関する話を店内で()()()も続けた。アオヒコさんだけでなく、他のみんなも眠たくなってくる話だった。




「......ところで、その怪物をどうやって捕獲するのか、具体的に決めているんですか?」

カリヤさんが話題を変えようとしてくれた。

「ああ、そうだった。具体的な作戦を考え直しているけど......他に何人か人間がいるかもしれません。とりあえず、旅人に依頼してみるけどね」

「そうですか。それでは、あたしたちは先を急いでいで、明日に備えて準備をするので、これで失礼します......ごちそうさまでした」

そう言ってカリヤさんは席を立った。自分たちも席を立とうとした。


「すみません! 待ってくれませんかのう!?」

そう叫んだのはサカノさんだった。タケマルさんは席に座ったまま少し考えて、白衣の男を見て口を開いた。

「あのですのう......その依頼について、もう少し話していただけませんかのう?」




「いやあ、サカノさん! ありがとうございました!! ちょうど資金面で困っていたところだったんですよ!」

「......サカノさん、あたしは依頼主であるあなたに従うつもりですが、どうしても気になることを質問してよろしいですか......? 目的地であるカゴシマの街までもうすぐだというのに、どうして依頼を受けたのですか?」

喫茶店の外で、カリヤさんはサカノさんに問い詰めていた。タケマルさんは都合がよかったようだが、カリヤさんはサカノさんの行動が疑問に思ったらしい。

「すみませんのう......わしの個人的感情で動いてしまって......しかし、目的地が迫っているからこそ、子供たちに()()思い出を作ってあげたいと思いまして......」

「最後......」

サカノさんの言葉に、アオヒコさんは考えるように呟いた。


「そうだよな......カゴシマの街に着いたら、このメンバーで旅することはないんだよな......よしっ! あの怪物フェチは正直嫌いだが、俺は乗ったぜ!!」

「ああ!! 最後の思い出、明るくするぞ!!」

「......わかりました。その代わりにサカノさん、依頼料は増やしてください」

「もちろんです。ユウちゃん、すまないがもう少しだけ付き合ってくれんかのう?」


 盛り上がっているアオヒコさんたちを見て、自分は意義はないと伝えた。

 いかがでしたか?

この物語では基本的に都道府県をひとつ飛び越して進むので、オオイタの街の次はカゴシマの街なんですよね......


 次回もお楽しみに!

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