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超能力旅人ユウ 七つ目の大陸に最も近い旅人  作者: オロボ46
第一章「力を持ちながらも怪物が溢れる世界でたださまよい続ける冒険者」
32/80

第三十二話「落ちて行く影」

 こんにちは、オロボ46です。

令和最初の"超能力旅人"は、シコク地方へと続く橋の上から始まります。


 それでは、どうぞ。

ガギィン!!


 自分とアオヒコさんはバイクから投げ出され、地面に叩きつけられそうになった。

「ヘルメッ......いや、ユウが超能力を使わなかったら死んでいたぜ......」

確かに、自分が見えない壁を出さなかったら死んでいた。

「......!! おいユウ......!!」

アオヒコさんが来た道を指した。自分も振り替えってみると、黒い煙が上がっていた。まるで爆発したかのように......


「じいさん!? 俺だ!!」

アオヒコさんは無線機を取り出して叫んだ。サカノさんたちに連絡をするらしい。

『アオヒ......くんか!? どう......んじゃ!?』

「今、七つ目の橋のところだが......」

『......つ目の橋が......んじゃ!?』

「ん? じいさん、なんて行ったんだ?」

『七......がどう......ている......ゃ! 何か......の......!?』

「全然聞こえねえぞ!?」

『......ヒ......く......! 一......が......』

「おい!! じいさん!!」

『......』

自分はどうしたのかと聞いた。

「無線機が駄目になった......さっきの爆発のせいだろうな。それにしても......一体なぜ爆発なんか......」


 前を向いてみると、遠いところで鳥が止まろうとした。


ドガン!!


 鳥が橋に足を着けた瞬間、そこで爆発が起きた。鳥が打ち上げられるのがシルエットで写されていた。

「冗談だろ?.....この橋全体に"地雷"が撒かれているだと......!?」

鳥のシルエットは、力なく落ちていった。




 自分はアオヒコさんと共に座り込んだまま、サカノさんたちを待った。下手に動くと、地雷を踏んでしまうからだ。

「ああ、無線機さえ壊れなければ......」

アオヒコさんは無線機を振っていた。自分はアオヒコさんがスマホを持っており、それなら遠くの知り合いと会話出来ることを思いだし、アオヒコさんにスマホを使うように提案してみる。

「駄目なんだよなあ......通信ができるのは街の中だ。相手が別の街にいるならなんとかなるが......街の外には繋がらない。両方ならなおさらだ......」

その後、無言が続いた。日はもう沈もうとしていた。




 懐中電灯を付けて明かりを確保しようとすると、アオヒコさんは懐中電灯をビニール袋に包んだ。

「こうすれば、ランタン代わりになるだろ? カゴシマの街にいたときにスマホで調べてしったんだぜ」

懐中電灯のランプを置いて、アオヒコさんは空を見上げた。

「なあユウ......確か殺し屋に狙われているんだよな......? まさかこの地雷も......」

その可能性は高いと思う。

「だろうな......早くじいさんたちに来てもらわないと......ん?」

アオヒコさんはいきなり立ち上がった。アオヒコさんの向いている方向を見てみると、小さい三つの光がこちらに向かっていることが見えた。

「あれはじいさんたちじゃねえか!! 助かった!! おーい!!」

その時、光のうちのひとつの様子がおかしくなった。

 光のうちのひとつは、突然左右に揺れ始めた。まるで崩れたバランスを急いで保とうとするように。

「......? なんかおかしくねえか?」

その光はどんどん大きくなり、こちらに近づいてくる......


「うあああああああ!!! タイヤを打たれてしまうとはああああああ!!!」


 暗闇から現れたタケマルさんが乗る自転車がこちらに突っ込んできた。自分はすぐに見えない壁を出して自転車を止めると、タケマルさんは自転車から落ちた。




「ユウちゃん!! アオヒコくん!! すぐに物陰に隠れるんじゃ!!」

「物陰!? とりあえずあそこの放置されている車の影に隠れようぜ!!」

サカノさんたちは何者かから攻撃を受けているようだ。自分たちは近くにある車に走り、()()()()()()()()()()()からの攻撃に備えて、車の影に隠れた。


「違う!! そっちは反対じゃ!! ()()()()()()()()()()()()()()()()()!!」


バンッ!!


 ......!!

「おい! ユウ!! しっかりしろ!!」

......右腕から痛みを感じた。

「早く隠れてください!!」

カリヤさんに引っ張られ、自分とアオヒコさんは車の反対側に隠れた。サカノさんとタケマルさんも素早く車の影に隠れた。




 先ほど、自分は右腕を打たれたようだ。カリヤさんにナイフで弾丸を取り出してもらい、自分の能力で傷を治したところで頭痛が始まった。


「ふむ......行き先には地雷があるんじゃな?」

サカノさんがアオヒコさんに確認を取っていた。

「ああ、それにしても、じいさんたちはどうしたんだ?」

「......この橋を渡り始めた時に後ろのタイヤを打たれたんだ。ちょうど君たちが見え始めたところでな......イテテテ......」

自転車から落ちた時に負傷したのか、タケマルさんは膝を押さえていた。今の自分の状態では治すことはできなさそうだ。

「でもよお......なぜ俺たちが通った時に打たなかったんだ? ユウは俺と行動していたんだから普通はあの時に撃たれるはずだろ?」

「彼ら......恐らくユウさんを狙う殺し屋は......あたしたちも狙っているんじゃないのでしょうか」

アオヒコさんの疑問に、カリヤさんは静かに答えた。


「もしも仮に......今までユウさんを狙っていた殺し屋が始末に失敗したという情報が依頼主に届いた時......恐らく依頼主は彼女と同行している者たちの存在に気づくのではないでしょうか......」

 いかがでしたか?

さて、この後ユウたちはどのように橋を渡りきろうとするのでしょうか?

皆さん、少しだけ予想してみませんか?


  1 地雷の中をユウの見えない壁を出す力で爆発を防ぎながら進む。

  2 物陰から物陰へと移動し、射撃を回避しながら来た道を戻る。

  3 双眼鏡などで遠くを見て、ユウの能力で殺し屋を燃やす。

  4 地雷を解体しながら進む。

  5 放置されている車から使える車を探し、地雷源へと突っ込む。

  6 放置されている車から使える車を探し、来た道を戻る。

  7 海を泳いで渡る。

  8 サカノさんの笛で鳥を呼び出し、地雷に突っ込まさせる。

  9 サカノさんの笛で鳥を呼び出し、空を飛ぶ。

 10 サカノさんの笛でイルカを呼び出し、海を渡る。

 11 橋の下で鉄骨を発見し、それを渡る。

 12 空から伝説のアイテムが落ちてきて、その力で突破する。

 13 誰かが助けに来てくれる。

 14 実はこれは夢で、撃たれたらベットの上で目が覚める。

 15 その場に待機して、持久戦に持ち込む。

 16 タケマルさんに裸踊りをしてもらう。

 17 ユウの主人公補正でなんとかなる。

 18 殺し屋が何かのミスで戦闘不能になる。

 19 殺し屋の前に怪物が現れて戦闘不能になる。

 20 ユウたちの前に怪物が現れ、その怪物を利用する。

 21 ユウたちの前に殺し屋本人が現れ、その殺し屋を倒す。

 22 ユウたちの前に殺し屋本人が現れ、地雷を踏んで自爆する。

 23 リセットボタンを押し、セーブしたところからやり直す。

 24 読者が駆けつけ、ユウたちの危機を救う。

 25 その他

 26 現実は甘くなく、ユウたちの旅はここで幕を閉じる。


 ......以上の26拓の中に正解がある予定です(笑)


 次回もお楽しみに!

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