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超能力旅人ユウ 七つ目の大陸に最も近い旅人  作者: オロボ46
第一章「力を持ちながらも怪物が溢れる世界でたださまよい続ける冒険者」
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第二十五話「ハンバーガー店での悲劇」

 こんにちは、オロボ46です。

今回はタケマルさんの知り合いである用心棒と合流するため、ハンバーガー店の中から始まります。


 それでは、どうぞ。

 ハンバーガー店の中で、自分はお盆の上に置かれているものをみた。大きいサイズのハンバーガーに、スティック状のポテト、そして飲み物はリンゴジュースがある。自分はハンバーガーを包んでいる紙を開け、一口食べてみた。

「なあユウ、どうだ? 初めて食べたハンバーガーの味はよお?」

隣でアオヒコさんが自分よりも小さめのハンバーガーを食べながら聞いてきた。

「アオヒコはハンバーガー好きなのか?」

タケマルさんがポテト片手にアオヒコさんに質問する。

「ああ、この油が乗った肉のあるハンバーガーに、塩辛いポテト......」

「お前さんはほぼ毎日カップ麺じゃろ......」

サカノさんはジュースを飲みながら言った。

「カップ麺? ああ、あれは俺にとって主食だぜ。でもたまにはハンバーガーでもいいだろ?」

「......そんな調子だと、将来が心配じゃい」

そう言いながらサカノさんが飲む飲み物が、自分は気になった。

 プラスチックから見える透明な容器に、濃い緑色の液体が写っていたからだ。

「これか? これはのう、"青汁"じゃ」

サカノさんはその飲み物について教えてくれた。

「あ、青汁ですか!? どうしてこんなハンバーガー店に!?」

タケマルさんがそれに反応する。

「このハンバーガー店の健康セットについていましたぞ。確か......単品でも売っておったが......」

「あ、それじゃあ買ってきます!」

そう言いながらタケマルさんは席を立ち、レジへと向かった。


「おいおい、また一人犠牲者が出たらしいぜ」

別の席に座っていた人が、ひそひそと囁いていた。


「いやあ......最近青汁を飲もうと思っていたんですけど、どうしても苦いイメージがありまして......なかなか勇気が出なかったんですよね」

タケマルさんがサカノさんと同じ飲み物を持ってきた。

「ハンバーガーに青汁? 絶対合わないだろ......ところでよ、その知り合いの用心棒っていつくるの?」

アオヒコさんが聞いた時、後ろから女性がやって来た。





「お、思ったよりも早く来たようだ」

ハンバーガー店の中で、タケマルさんはその女性を見て呟いた。


 その女性は、片方の目に眼帯を着けていた。


 女性も、こちらの顔を見て固まった。

「おいユウ、モグモグ、どうしたんだよ? モグモグ、まるで知り合いに、モグモグ、会ったような、モグモグ、顔をしてよお」

アオヒコさんがチーズハンバーガーを頬張りながら聞いてきた。

 知り合いではないが、面識はある。トウキョウの街の銭湯で、隣でシャンプーの容器を落としていた人だ。

「......そうか! ユウは一度だけ彼女に会ったな!」

タケマルさんは納得したように言うと、女性は余計な事を言うなと言わんばかりに、鋭い視線をタケマルさんに向けた。

「紹介しますよ。彼女が用心棒の......」

「......"カリヤ"です」

タケマルさんの知り合いの用心棒......カリヤさんは旅免許を見せた。

「わしはサカノと申します。こちらがアオヒコ、そしてこの子がユウです」

「モグモグ......ゴクン。へえ......結構美人だなあ......」

アオヒコさんはカリヤさんの顔をじっと見た後、こちらの顔を見た。

「なあ、ユウにとってあの用心棒さんはどう思うんだ?」

ひそひそ声で話されるアオヒコさんの言葉には答えなかった。

「あ、もしかして嫉妬している? へへ......そういうの、俺、よくわかるんだぜ?」

ひそひそ声が聞こえていたのか、カリヤさんはため息をついた。

「では、そろそろ打ち合わせ......の前に、カリヤさんも何か食べませんかのう?」

サカノさんは、カリヤさんの前の何も置かれていないテーブルを見て言った。カリヤさんは少し考えた後、口を開いた。

「......では、あたしも頼んできます」


「......」

「......」

カリヤさんが注文したものを見て、サカノさんとアオヒコさんは口が塞がらなくなった。やがてアオヒコさんは恐る恐る聞いた。

「......ま、まさか......それ一人で食べる......のか?」

「ええ、それが?」

カリヤさんはスティック状のポテトが入った箱の一つを手にし、中身を取り出しては黙々と口に入れていった。彼女の前のお盆には、ポテトが入っている箱が()()乗せている。

「Lサイズを......九個も......じゃと......!?」 

「俺なら三個でギブアップだぜ......」

一箱目を食べ終えると、カリヤさんは一息ついてサカノさんを見た。

「それで、どのような依頼なのでしょうか?」




 その後、サカノさんはカリヤさんにカゴシマの街まで護衛してもらうことなどを伝えた。依頼料はタケマルさんが支払ってくれるらしい。


パンッ!


 タケマルさんが手を叩いた。

「さて、打ち合わせも終わりましたし、明日に備えて準備でもしておきましょう! アオヒコの新しい武器も考えないといけないからな!」

「お! 新しい武器!?」

アオヒコさんがタケマルさんの言葉に食いついた。

「ああ、今からこの街の武器屋を覗きに行くぞ! ユウも一緒に来るか?」

自分は頷いた。

「すみませんが、わしはこれから配達の依頼の打ち合わせに行きますので、タケマルさんにおまかせいたしますぞ」

「任せてください!! でもその前に、この青汁に挑戦してからですね!」


グイッ


 タケマルさんは青汁を一気に飲んだ。

「......」

「......」

「......どうじゃ?」


「......お......おお......こ......これは......苦......い......え......おい......」




 タケマルさんは椅子から倒れた。

「あーあ、言わんこっちゃない」

別の席に座っていた人は、タケマルさんを見て呟いた。

 いかがでしたか?

それにしても、青汁が出されるハンバーガー店って実際にあるのでしょうかね?


 次回もお楽しみに!

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