8話 パラレルワールド
ゴゴゴゴゴゴゴゴーーー!!!・・・
煌我「いよいよだ、皆・・・」
稀竜「この世界の運命がかかってんだよな・・・」
煌我「ここで勝たなきゃ、どうにもならん」
愛莉「そうだよね」
悠輝「やるぞおおおーーー!!!」
皆「おう!!!」
ダイジョブだ。きっと上手くやれる。俺たちの可能性は無限大だから。俺たちはこの日のために辛いトレーニングを耐え抜いてきた。今こそその力を出すとき、3年A組の真のちからを発揮するとき。俺の大切な人のため。そう、愛莉のため。ここであいつを悲しませるわけにはいかない。俺は愛莉を幸せにする。そして悠輝や瑠華、親友の稀竜のため。ここで頑張らなくてはいけない。クラスのため。学校のため。いつも俺にあいさつしてくれる近所の人のため。地域のため。東京都に住む住人のため。日本の未来のため。世界のため。宇宙のため。あいつらに好き勝手にされてたまるか・・・
???「やあ、皆そろっているようだね・・・」
煌我「俺たちはお前らに勝つ」
???「それは、結構な自身だねえ・・・さあ、やろう・・・」
稀竜「俺たちはお前たちとは違うからな」
???「さあ、どうかな・・・パラレルワールドへようこそ・・・」
それは俺の考えとは全く異なるものだった。パラレルワールドは次元のゆがみなどはなく、明るかった。ただ、空はなく、白い空間が地平線の向こうまで広がっていた。
???「準備はいいかい?・・・」
皆「ああ」
???「じゃあ、始めよう・・・」
???「制限時間は1時間・・・ルールは分かるよね?・・・」
煌我「ああ」
あいつの合図とともに電光掲示板が鳴り響いた。
3・2・1・0
人類史上最も危険な戦いが今・・・ついに始まった・・・
続く・・・