6話 勝ちを望め
トレーニングを始めて3週間くらいになる。男子も女子もかなり頑張っている。「やりたくない」と言い出す人がいないのが不思議なくらいだ。もう1週間で、あいつらと決戦だ。
煌我「皆ダイジョブか~?」
皆「おう!!!」
煌我「無理はするなよ」
悠輝「ダイジョブだろ!俺らで勝ってやろうじゃん!」
稀竜「そうだぞ煌我!」
煌我「そうだな、けどくれぐれも無理はするなよ」
帰り道・・・{煌我と愛莉}
愛莉「煌我君、私たち、どうなるんだろうね・・・」
煌我「さあな・・・」
愛莉「もし、負けちゃったら、どうなるんだろう・・・」
煌我「負けることを心配しちゃだめだろ。僕たちならできるよ」
愛莉「うん・・・」
煌我「愛莉のことは僕が何としてでも守る、安心して」
愛莉「ありがとう♥」
煌我「それに、あいつらには気持ちなんてないと思うんだ、僕たちは、気持ちでもあいつらには勝てる自信がある!」
愛莉「そうだよね、頑張ろ!!!」
煌我「おう!」
家にて・・・
それは予告なしの出来事だった。
ゴゴゴゴゴゴーーー!!!
煌我「!?」
またぽっかりと空間が裂けて穴があいた。そして中から紙が落ちてきた。
「挑戦状
ゲーム開始日時は7月1日午後1時だ。今回の迷路は高さ3メートルでできている。何を持ち込んでも構わない。また、こちらは手ぶらで君たちに挑む。制限時間は特にない。15分ごとにこちらから1人迷路に投入していく。捕まったら別の部屋に移動される。1人でもゴールについたら君たちの勝ちだ。もし全員に捕まったら・・・・」
続く・・・