2話 宣戦布告
煌我は愛莉に真神学園高校を紹介していく。彼女の性格のせいか、1週間で彼女はすっかりこの高校に慣れてきた。煌我は少しづづ彼女と仲良くなっていき最終的には、稀竜の次に親しい友人となっていった。
葉月愛莉が来てから1週間がたった。つまりあの僕のそっくりがそろそろ来る頃だ。僕は今全身が震えている。怖すぎる。だから、俺は今友達を呼んでいる。ホントだと信じてもらうためにも。あの恐怖は、一人では耐えきれない。
ピーンポーン。
煌我「来た!!!」
ガチャッ
稀竜・愛莉「おじゃましまーす!」
煌我「入って」
やっと安心だ。
僕たちはリビングに行く。
煌我「そろそろなんだ・・・」
稀竜「まあ、まだ信じきれてないけどな」
ゴゴゴゴゴーーー!!!。
煌我「来た・・・・」
この前と同じ時間だ。この前と全く同じだ。空間にぽっかりとこの前と同じような穴ができた。
稀竜「嘘だろ・・・」
愛莉「こんなことが、実際にあり得るなんて・・・」
稀竜と愛莉はかなり驚いている。まあ、誰でも驚くはずだが。そして穴の中からまた僕のそっくりが出てきた。
煌我「!?」
何と、今回は稀竜のそっくりと愛莉のそっくりも一緒だった。皆震えていて、声も出ない。
???「さあ、答えを聞かせてもらおう・・・」
煌我「なぜ、こうなるかは知らないが、あと1週間待ってくれ。」
???「言っとくけど、参加しないんだったら、君の友達の命を1つもらう・・・」
煌我「何!?」
???「嫌だったら参加することだな・・・まあ、心の準備でもしておくことだ・・・」
そう言ってあいつは消えた。
稀竜「何だったんだ?・・・」
愛莉「煌我君、この現象って、この前煌我君が言ってたやつと同じなの?・・・」
煌我「ああ」
稀竜「マジかよ・・・」
愛莉「クラス全員で参加しなきゃいけないんでしょ?」
稀竜「だとしたらクラス全員で話をした方がいいな」
煌我「そうだな・・・」
僕はまだ、恐怖を耐えられない。それと同時にやってやろう!という気持ちも芽生え始めた・・・
続く・・・