農業後継者不足
お久しぶりの投稿です笑
最近いいペースで知識が蓄えられてきてます(^-^)
しかし!1番高い壁がやって参りました。期末テスト、農業鑑定全国、受験。
3つの勉強を両立させなければなりません。これが難しい笑
農鑑は例外として、過去の先輩方はこの壁を乗り越えてきたんだなーと考えると俺も負けてられない!弱音吐かないでがんばろ。
ということで、今日は問題となっている農業後継者についてお話ししていきたいと思います!
さて、農業後継者不足といったら、どんな農家を思い浮かべますかね。最近生産調整がどうたらって新聞に書いてあるのを見て、"水稲農家"が意欲を失ってるように思えます。一口に農家後継者不足といっても全ての農家において不足しているわけではありません!営農類型別基幹的農業従事者の年齢構成を見てみると、稲作の39歳以下の割合はなんとたったの2%なんです。露地野菜、施設野菜、酪農はそれぞれ9%、14%、21%となっています。一体、何がこの差を生んでいるのでしょうか。私は2つ考えます。
1つ目は、過剰生産による米価の下落を受けて、農家の所得が減り、稲作に魅力を感じなくなったからです。また、日本の食生活の多様化、外部化の進展により、米の消費量が減少したことも原因の1つです。日本の稲作農家は補助金に依存しています。補助金がなければ、生計が立てられないからです。すなわち、補助金に頼る程、所得が少ないんです。国は生産調整を行っていますが、米価は低下したまま。これでは「後を継いでくれ」なんてとてもじゃないが言えないと思いますし、後継者自体先行きが不透明な経営なんて継ぎたくないと思います。これらが、白書にまとめられているデータに反映されています。
2つ目は、周年労働でないところです。簡単に言えば、屋根があるか無いかの問題です。稲作は、屋根が無いため、冬はお休みで他の仕事(兼業化)をします。つまり周年労働ではないということです。それに対し、施設野菜や酪農、養鶏、養豚は屋根や畜舎がありますよね。つまり1年中仕事をすることができるんです。また、収益性も違います。米は米価が下落していますが、野菜や畜産物は価格が安定しています。すなわち、お米は売っても価格が安く、周年安定的に収入を得ることはできない。それに対し、施設野菜や畜産は周年労働があり、安定的な収入を得ることができるんです。これらのことから、周年労働があり、収益性や出荷回転率の高い営農類型に後継者がいると言えます。
このことからいくと、稲作も周年労働を可能とし、収益性をあげれば良いのでは?と考えますが、なかなか難しい。まず米価を上げなければ話になりません。あげるためには、国民の理解が必要。マックやモスバーガーはまず潰した方がいいでしょう。
お!国内で売れないなら海外に日本食を広めて、海外での売り上げ増加を狙えば良いのではないでしょうか。輸出促進ってやつですね。海外で売る、所得が上がる、魅力が感じられる、後継者が増える。米の生産体制が弱体化しているのに対して米は過剰生産基調…高齢化の方が引退なされてから深刻な米不足と米価の高騰が懸念されます。魅力を感じる稲作経営にしなければなりません。
周年労働を可能とするためには、6次産業化に取り組むことはどうでしょうか。栽培した米の4割を農閑期に加工して流通、販売する。そーすることで春夏秋冬、労働できませんか?あと6次産業化の最大の問題点は販路の確保なんですよね。日本国民の嗜好、需要に合った米加工品を作らなければいけません。消費者のニーズを知るためには、直接販売して意見を聞く、農産物直売所が重要な機能を果たします。
稲作農家における深刻な後継者不足は、米価を安定させて、かつ周年労働を実現させることが重要。米は日本にとって大切な食料であります。魅力のある農業を創るため、私は今日も考え続けます