第13話 『緊急帰国、母の危機』
ニューヨーク――
SweetS Memories 本社。
世界市場に向けた新商品開発の真っ最中、突然の知らせが小春のもとに届く。
「お母様が倒れました。至急、東京へ」
小春は言葉を失った。
目の前には世界を舞台に躍動するチームがいるが、心はすぐに日本に飛ぶ。
◇
優ちゃんがそっと肩に手を置く。
「小春、大丈夫。私たちがここで支える。翼も一緒に行こう」
小春は深く息を吸い、決意を固める。
「わかった…ありがとう」
◇
翌日。
成田空港。小春は息子・翼を抱え、東京支店へと向かう。
翼はまだ幼いが、母の表情の変化を敏感に感じ取る。
「ママ、大丈夫?」
小春は微笑み、翼の頭を撫でる。
「大丈夫、翼。ママ、すぐにお母さんのところへ行くから」
◇
東京・自宅。
小春の母は病院に搬送される寸前だった。
医師の説明を聞きながら、小春は涙をこらえる。
「心臓に異常があります。入院が必要です」
小春は翼の手を握り、静かに頷く。
「母さん、絶対に大丈夫だから…私、頑張るから」
◇
その夜。
翼とともに病室のベッドサイドに座る小春。
母は意識が朦朧としているが、かすかに微笑む。
「小春…ありがとう…」
小春は涙をこぼし、そっと母の手を握る。
「ありがとうじゃなくて、私が守る番だよ」
翼も小さな手で母の手を握る。
「おばあちゃん、元気になってね」
◇
翌日。
東京支店のスタッフが小春の到着を待っていた。
支店長の佐藤が頭を下げる。
「小春社長、状況は承知しました。ここは私たちに任せてください」
小春は深く息を吸い、決意を新たにする。
「ありがとう。翼と一緒に、母さんを守りながら、支店の立て直しをする」
◇
夜、病院の窓から東京の夜景を見つめる小春。
心の中で誓う。
「世界で戦うだけじゃない。家族も、私の大切なものも守る。どちらも諦めない」
翼は母の腕の中で眠る。
小春はその背中を見守りながら、力強く未来を描く。
◇
ラスト。
東京支店の立て直し開始
小春、息子・翼とともに母を見守る
世界戦略と家庭――両立への挑戦
次なる試練は、東京支店の経営危機と欧州の波紋
SweetS Memoriesの戦いは、世界と家族の両方を舞台に、さらに熾烈さを増していく――。




