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スイーツアカデミー恋愛物語~世界へ駆けろ!目指すは、世界一!  作者: 優貴(Yukky)


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第9話 『敵対宣言』


ニューヨーク市場、早朝。

ニュース速報が世界を駆け巡る。

《欧州最大手スイーツ企業

 “Lumière Holdings”

 SweetSへ敵対的買収を正式発表》

株価、急騰。

社内は騒然。

SweetS本社・緊急会議。

ルイが中央に立つ。

スクリーンに表示される買収提案額。

破格。

だが目的は明白。

ブランド吸収。

Butterfly解体。

Memoriesとの分離。

優ちゃんが低く言う。

「狙いは技術とアジア市場だ」

幹部が震える声で言う。

「断れば、株主が賛成に回る可能性が……」

ルイは即答。

「売らない」

短い言葉。

だが重い。

病室。

小春はニュースを見る。

静かな表情。

「来たね」

優ちゃんがそばに座る。

「無理するな」

小春は首を振る。

「これは、逃げられない」

お腹に手を当てる。

「この子に、守れなかった背中は見せたくない」

欧州・パリ本社。

Lumière代表が会見。

「SweetSは素晴らしい」

「だが世界企業としては未熟」

挑発。

市場は揺れる。

その頃。

Butterfly・パリ会場。

雅がニュースを知る。

「買収……?」

若手たちが不安な顔。

雅は深く息を吸う。

「俺たちは作るだけだ」

だが内心、焦り。

もしSweetSが消えたら。

自分の挑戦の場も消える。

ニューヨーク。

ルイが決断する。

「対抗策を打つ」

・自社株買い強化

・Memoriesとの資本連携拡大

・新規大型発表の前倒し

優ちゃんが言う。

「資金は出す」

覚悟の目。

「ただし条件がある」

ルイを見る。

「小春を前線に立たせない」

一瞬の沈黙。

ルイは頷く。

「俺が盾になる」

夜。

小春は一人で考える。

守られるだけの存在?

違う。

彼女は会長。

創業者。

母になる人。

スマホを手に取る。

ルイにメッセージ。

“会見、私がやる”

即座に電話が鳴る。

「ダメだ」

「安静だ」

小春は静かに言う。

「トップが逃げたら、終わる」

その声は強い。

翌日。

世界同時オンライン会見。

壇上に立つのは――

小春。

優ちゃんが隣。

ルイは後方。

小春は穏やかに言う。

「SweetSは売り物ではありません」

記者が質問。

「巨大企業に勝てますか?」

小春は微笑む。

「勝つ必要はありません」

「私たちは、守るだけ」

「味と、夢と、人を」

会場が静まる。

その言葉は、数字より強い。

会見後。

株価は一時下落。

だがSNSで広がる支持。

#SweetSを守れ

トレンド入り。

ラスト。

欧州本社。

Lumière代表が笑う。

「面白い」

「ならば、次の手だ」

画面に映るのは――

SweetS内部資料。

誰かが漏らしている。

裏切り者。

戦いは、外だけじゃない。

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