3話 いつもの日常
「行って来まーす」
そう言って学校へ向かった。
信号で止まっていると後ろから肩を叩かれた。
「おはよ、小鳥遊」
その子は俺と同じぐらいの身長の髪の毛長いが少し ダサい服を着ている女の子だった。
「おはよ、乾」
この子は乾 奈美、こんな俺に話しかけてくれる子だった。
「小鳥遊ってさ」
急に投げられた
「どうしたの?」
そう返す
「君って何か強い能力欲しいって思った事ない?」
急にそんな事を言われた事に驚いたが俺は少し考え
口を開けた。
「欲しいって言われたら欲しいな‥」
「どうして?」
俺は少し恥ずかしかったがこう言った。
「その能力で小鳥遊家皆んなを守るんだ、この日常
を続けたいから」
ここから俺の日時がおかしくなる事はこの時の俺は
考えもしなかった。
「ふーん、案外かっこいいじゃん、じゃあ私も守って貰おうかな?」
乾はクスクスと笑いながらそう言った。
「とりあえず早く教室入ろうか」
そうこうしている内にもう学校に着いていた。
朝のホームルームが始まる前にすぐにランドセルをロッカーに入れて席に座った。
席に座り先生が教室に入りホームルームが始まった。
俺はとても退屈だった。
すると突然外から雪が降って来た。
クラスの皆んなは盛り上がり積もれ、と言っていた
(あ、もう2月なのかー)
俺はそこでもう3年生になると言う事を知った。
俺は少し寂しかった。
そうして朝のホームルームが終わった。
俺はすぐに乾の席に行った‥
「小鳥遊はさー私以外喋る人居ないの?」
結果刺さることばを言われた
「そ、そうだけど‥」
「ま、私が言える立場じゃ無いか」
「でももうすぐ3年になるんだし私以外の友達作った方がいいと思うなー、もしかしたら小鳥遊と違うクラスになるかもしれないのに」
俺はそんな事など考えた事もなかった。
ずっとこの日常が続けばいいと思っていた
「もし別のクラスになっても俺は話しかけにいくよ」
「そうして欲しいな」
乾はそう言って頬を赤らめた。
そして授業が始まった。
俺は勉強が嫌いなのでずっとぼーっといていた。
「ねぇ、ねぇ起きて!」
その声で俺は起きた。
「ようやく起きた、まさかずっと寝てたの?」
そこにいたのは乾だった
どうやら寝てしまっていたらしい記憶には無いが給食は食べていたらしい
「今何時?」
寝ぼけた声でそう言った。
「もう16時半、もう皆んな帰ったよ、私達も帰ろ」
「そうだね、帰ろっか」
そう言って俺達は家へ帰った。
「ただいまー」
そう言ってリビングへ向かった。
「おかえりー、今日は悠馬の大好きなハンバーグよ」
「やったー❗️」俺は嬉しかった。
こんなの日常が続けばよかった。