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お前を寝取ったのは俺の兄だった...だから俺はお前らに復讐してから幸せになるんだ  作者:
第一章 上下

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13/14

13、洗脳されている


私はとうちゃんの部屋に入った。

それから焼きそばと餃子を作ってから御馳走した。

正直、餃子は手間がかかるが。

それでもとうちゃんの為に冷食は使わない。


「...それで。...華凛は何をしに来たんだ」

「アハハ。裏が読めちゃいましたか」

「そうだな。...俺としては...裏の顔が見えた」

「...とうちゃん。改めて言います。...復讐しましょう」


そして私は食器を片付ける手を止めてから笑顔を浮かべる。

するととうちゃんは考え込んだ。

それから首を振る。


「...俺はイエスとは言えない」

「...それはつまり自分の彼女だったからですか。彼女が」

「そうだな。...俺が...やれる立場じゃ無いのかもしれないって思いこんでいてな」

「...私は復讐するべきです。というか...和彦さんもそうですけど。彼女が誤って幾ら落ちていこうとも彼女の為に復讐するべきです」

「彼女の為?」

「はい。彼女の為です」


それから私はお皿を洗う。

するととうちゃんはその姿を見てから手を止める。

そして顔を上げた。

そうしてから顎に手を添える。

シンクのヘリを掴む。


「多分...里島に何らかの感情を入れ込んでいるからこんな事に」

「甘いですよ。とうちゃん。それは復讐ではない」

「...お前ならどうする」

「とにかく周りを調べてから追い詰めますね。算段をしてから」

「...そうか」

「はい。絶対に許しませんしね」

「...俺は甘っちょろい人間だよ。マジに」


そしてとうちゃんは皿を置いた。

それから溜息を吐く。

伸びをした。

私はその姿を見てからお皿をまた洗う。

そうしてから顔を上げる。


「私ですね」

「...ああ」

「...父親に洗脳されていた事は話しましたね?」

「ああ。恐らく聞いた」

「そのお父さんも洗脳をしていたんです」

「...つまりは何だ。一族全員ゴミ屑か」

「そうですね。私は唯一洗脳から逃げましたが。姉は今でも手を洗いまくります。つまり洗脳が解けてない」

「強迫観念って事か」

「そうですね」


それから私は目の前を見る。

そして私は唇を噛んでからお皿を収納した。

手を拭いてからとうちゃんを見る。

とうちゃんは私に注目しながら考え込んでいる目をする。


「...とうちゃん。私はですね。...多分、過去が過去です。呪われています」

「つまりどういうこった」

「私の父親も浮気した事があります。だからこそ...多分それが嫌悪になっています」

「嫌悪?」

「所謂、強迫観念です。その部分は」


そして私はぎりっと皮膚を掴む。

それからねじった。

正直...私は痛みを理解出来ない。

出来ないっていうのは。

言葉通りの意味だ。


「...そう考えると私も随分と呪われていますね」

「...」

「私、何も無いって言いましたけど。こうすると呪われている節がありますね」

「...娘にこうしてダメージを与えるのも最低だな」

「何も理解していない父親でしたからね。だから私は幸せを願って。彼女に復讐するべきかと」

「...そうなんだな」


私は強く彼を見る。

すると彼は「...」となってからお皿を置いた。

それからシンクに流れる水を見る。

その目は悩んでいる目である。


「...とうちゃん。今しないと彼女の為になりません。地獄に突き落とすのも私達の役目ですよきっと」

「...」

「今決めろとは言いません。だけど...決めてほしいです。いつかは」

「...そうだな」


そして私は過去を思い出す。

その過去は...私のトラウマの過去。

つまり洗脳をされ...背中をぶっ叩かれていた過去。

虐待であるが。

誰も助けてくれなかった過去。


「私は今しないと駄目だって思うので」

「...だな」

「そうですね」


私はお皿を整理する。

それから布巾を直したりスポンジを直したりする。

するととうちゃんが声を上げた。


「...華凛」

「...はい」

「...今は決めきれない。あのアホで精いっぱいだから。だからもう少しだけ考えてから答えを出して良いか」

「早めの方が良いです。でも分かりました」


そして私は心の中でガッツポーズをする。

正直こう思っちゃいけないけど。

私は彼を心から変えている気がする。


だってそうだろう。

いずれにせよ私は彼の事。

私は。



私はそのまま帰宅する。

それから私は胸に手を添える。

佐藤先輩に言われたけど。

確かに私は...全てを変えたい。


そう思って私は下半身を触る。

ぬめっとしてジュクジュクしていた。

マズい...結構きている...きている。

だけどそんなイケナイ事はしないつもりだ。


「...」


私は顔をほころばさせながら...考え込む。

何というかここまでくるとは思わなかった。

ごめんなさいとうちゃん。


貴方の事をどうしても独占したいって思う。

嘘を吐いてごめんなさい。

だからこそ。


「えへへ。とうちゃん。大好き」


そして私はそのまま横になった。

それからショーツを履き替えてからそのまま寝る。

私も最低だけど。

もうどうしようもない。

これは恋なのだから、だ。

佐藤先輩が言わなければこんな最低にはならなかったのだが。

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