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叛逆者はヤンデレを避けて気ままに暮らしたい  作者: 芋ケンプ
叛逆者の資料集
1/48

設定資料 メタ的資料編

注意:メタ的な視点を挟みます


『ゼロ・スティングレイ』


異世界での暮らしが長く、そこで出会った情報や娯楽の影響でこちらの世界に戻ってきてからも己の人生をゲームや物語の登場人物に割り当てる感覚で生きるようになってしまっている可能性がある。或いは、そのことが原因でロマンに魅せられている可能性もある。ただ、離れ離れになっていた妹と再会したことで、彼女と共にいる時は自分はやはりこの世界の住人なのだと自覚する。…妹がいない時はお察しであるが…


才能に恵まれ、努力もそれなりにできるのだが、ロマンという意味不明な足枷がそれらを台無しにする残念な男。攻撃力や速さのステータスがカンストしていて、その上でポイントが余っていても絶対に体力や防御力には振らないような性格である。或いは、会心率を0.1%にしてでも会心ダメージを盛るだけ盛る、そんな男なのだ。


しかし厄介なのが、彼は無駄に運が良い…いや、悪運が強い男であるということだ。




『フェリシー・ド・アークス』


自称ひ弱な乙女。その実最低でも3000歳を超える最強の魔女である。研究に没頭していたため3000年までしか覚えていない。もしかしたら5000かもしれないし、10000、或いはもっと長く生きているかもしれない。


『ステータスが低い?なら倍率を高くすればいいじゃない』を体現した戦闘能力が特徴。彼女自身は確かに貧弱だが、超ハイレベルな自己強化でステータスゴリラと化している。


救いようのない碌でなし。皆がゲームを楽しむ中一人だけクリエイティブで横槍を入れるタイプ。…だったのだが、最近はどうも彼女と対等にやり合える者が出始めてあまり余裕が無くなってきている。それでも天才魔女であることに変わりはない。世間的にはライバル視しているとされているベルナールについては、タイマンなら負けるかもしれないが研究分野なら負けるはずがない、と自負しているらしい。


表には出さないがゼロへの執着心がかなり強く、『死んでも自動的に即蘇生』みたいな魔法をゼロ本人に断りなく仕込んでいる真性のド畜生。実際はかなり高難易度…というか不可能なはずなのだが、『知ったことか』の一言で何とか可能にしたのだからやはり天才であることに間違いはない。因みにこの魔法を維持するために魔力リソースの半分近くを割いているらしい。それでも有り余っているようだが。余談だが、ゼロに仕込んでいる自動蘇生の魔法とフェリシー自身の不死性はまた別のものである。


また、ネメシスとタッグを組むことがあり、その際は『同時に倒さないと永遠に蘇生してくるタイプ』と化す。ただ、若き天才であるヴィエルとエヴリンの二人組には相性の悪さで負けかけている。


エンバージュ(クロード)との関係は、『不死身仲間だから一度惚れたけど既婚者だった』というもの。残念だが当然の結果、というやつだ。


ビアンカ曰く、『困ったらとりあえずフェリシーに丸投げすればオーケー。責任も全部押し付けよう。何でも解決するだけの実力があるし、そうするのが妥当なくらいクソな魔女だから』…とのこと。





『ネメシス・ド・イヴェルナ』


500歳から2000歳程の龍人種の女性。ひたすら修行をしていたためどれ程の歳月を過ごしたのか覚えていないらしいが、フェリシーが言うにはこれくらいの歳らしい。


フェリシーとは対極の存在と言ってもいい。魔より武を愛し、武に愛された女性、それがネメシスだ。…と言えば聞こえはいいのだが、フェリシーが過剰なバフでイカレステータスになるのに対し、ネメシスはステータスが最初からイカれている、それだけの違いだ。だが性格についてはフェリシーと比べるのが可哀想な程マトモである。


フェリシー…と言うより『叛逆の騎士団』のストッパーであり、彼女がおかしくなってしまったらゼロの貞操と命は大変なことになるだろう。


ビアンカ曰く、『ネメシスについて語ること?うーん…フェリシーと真反対なヤツってことくらいかな?良くも悪くもマジメだからさ…』とのこと。






『ビアンカ・エンデリリィ』


エンバージュ(クロード)やベルナールと同じ219歳であり、200年前の厄災とも言える『魔族vs非魔族』の最悪の戦争で非魔族の連合国軍『ドールズ』と呼ばれる組織の魔術師狩り部隊に配属されていた経歴を持つ。その際クロード、ベルナールと敵対していた。


この戦争は彼女と深い関わりがあり、この戦争を語るには外せない存在である『オルヘイト研究所』を説明しなければならないだろう。


とても長くなるため簡単に説明すると、ベルナールが異世界を覗き見ることができることを知った研究所がこれを利用して科学技術を急激に発達させ、あろうことか魔術研究所でもあったというのにこの技術を非魔族に流したのだ。これが最悪の戦争の引き金となり、嫉妬と虚栄心に燃えたぎる非魔族に魔族への対抗手段を与えることとなった。そして研究所の被験体であったビアンカもドールズへと引き渡され、同族を殺し続けるうちに精神が壊れ始めた。戦争が終わり、非魔族が衰退してもなおクロード、ベルナール、ビアンカの三人の心の傷は癒えないままだった…


戦争によって進んだ開発も、今では非魔族の衰退によって失われ、オーパーツと化してしまった。


彼女がアイリスに作らせた電磁投射砲(レールガン)もその一つだ。彼女が所属していた小隊の隊長にして『叛逆の魔女』と名高いユイナ・スティングレイの形見を基にした最強兵器である。その形見がどこにあるのかはビアンカ本人にしか分からないことだが…


皮肉なことに、幼きベルナールがもたらした異世界の知識は魔族に祝福と厄災をもたらしたのだった。そのこともあってか、ベルナールとビアンカは異世界の知識の公開に対して非常に慎重になっており、ゼロが異世界からの帰還者だと知ったら大変取り乱すだろうことは想像に難くない。


もしかしたら、冷静でシニカルな彼女の化けの皮が剥がれる唯一の瞬間になるのかもしれない。






ビアンカの資料に関しては今はまだ無関係ですが、一章が終わったら、もしくは二章が終わったらマイナス一章みたいなのを書く予定なのでそこでかなり掘り下げる予定です。もしかしたらそのタイミングでタイトルも変わるかもしれませんね…

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