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呪いの魔女と希望の聖者  作者: オータムン
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聖者誕生!

聖典の儀によら、女神が聖者を選別し誕生させる。

しかしそれと同時に不穏な気配も近づいていた。

聖典の日がきた。

街の人々は教会の周りに集まっている。


司会役の信者「これよりセーブタウン初となる聖典の儀を行う。が、その前に」


司会の信者は昨日アンヌに起きたことを説明した。


司会役の信者「…であるからして事態は深刻な状況である。みな心して聞いてほしい。…それではアンヌ様。よろしくおねがいします。」


アンヌがいつもより派手な服装で登壇した。


アンヌ「今、お話があったように私は先日女神様より歴史の一部を見せられました。それは思い出すだけで気が狂うほどのものです。魔女の怖さ、冷酷さなどを改めて感じました。これより聖者誕生の儀を行いますが、みなさんには聖者を支援していただきたいと願います。」


街の人々は怖気付くどころかむしろ任せろと言わんばかりの表情でいる。


そして聖者候補となる数名の若者が広間に集められる。


アンヌ「聖者になるには実力、誠実さ、そして世界を救うという使命を持てるものが選ばれます。選ばれなかったとしても落ち込む必要はありません。勇気ある若者達よ、覚悟はできていますか?」


聖者候補達は決意を固めてじっと待つ。


アンヌが杖を自身の前に立てて目を瞑った


アンヌ「これより女神様による聖者選別を始めます。女神様、勇敢なる若者達に聖なる力を授けたまえ。【聖法・女神聖導】!」


アンヌが唱えると広間に大きな聖法陣が展開された。

聖者候補達の体が光っていく。

3分ほど光が放たれた後、聖法陣は消滅した。

アンヌは目を開き言葉を発する。


アンヌ「女神様により選別された若者は3名。その物達は授かりし聖力を解放しなさい。皆に大いなる光を見せるのです。」


アンヌの言葉通り3人が聖力を放った。


アンヌ「今回誕生したのは、光の聖者ホープ・ライテン、使役の聖者モッド・マルクス、植物の聖者キナカ・オフランの3名です。みなさんこの新たな聖者達に祝福を!」


3人に拍手喝采で応援する言葉をかける人もいる。


アンヌ「みなさん。以前もお話しした通り、この場所が魔女に見つかる可能性が高いです。気を引き締めていきましょう。ですが今日だけは可能な限り祝宴を開きたいと思います。」


そういったあと聖者を祝う宴会が行われた。

そんな中やはり予想は当たっていて…


〜セーブタウンから100㎞ほど離れた平原〜


?「…今の光、全てを否定し邪魔をしてくるようなあの嫌悪感は…女神の力ね…」


そう言ってローブをきた人間は少しニヤリと笑ったあと


?「ふふふ。近くに私《黒風の魔女》 がいることも知らないで聖者の儀を行うなんて愚かね。私の呪力上昇と【あの方】からの信頼のためにも、全員八つ裂きにしてあげるわ(笑)」


黒風の魔女と自称する女は早速光が現れた方角へ侵攻する。

すでに宴会は終わっているが魔女のセーブタウンへの到達はまだ先のことではなかった。 


#7 end


光、使役、植物の三人の聖者が誕生した。

みんなは気にしていなかったがシャイネは聖者に選ばれることはなかった。

3人は来るべき魔女に備えて聖力の特訓も開始する。

そんな悠長な時間もないことを知らずに、、、

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