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呪いの魔女と希望の聖者  作者: オータムン
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地獄の訓練!?

訓練場に連れて行かれるホープ。

普段はサボってばかりだがこの日はそうはいかず、、、


教官による地獄の訓練がはじまる!


ズルズルズル…


教官「ん?あぁ、やっときたかお前ら。てかそれどういう状況だ?」


教官は縛り上げられ砂まみれのホープをみて唖然としている。


シャイネ「教官遅れてすみません。お兄様ったらまた寝坊するところでして…」


教官「おーそうかそうか。いつもお兄さんを連れてきてくれてありがとな。こいつが来なかったらジュードさん(ホープとシャイネの父)にまたなんて言えばいいか困ってるんだ。」


教官は頭をかいたあと、シャイネに魔法の訓練をすると伝え準備運動をさせる。


ホープ「うーん。あれ?どこだここ。たしかシャイネに吹き飛ばされてそこから…」


ホープが目を覚まして少しの間考えていると、自分の上から影がかかりポキポキと音が聞こえる。


教官「ホープく〜ん?今何時だと思ってるのかな〜?」


ホープは恐る恐る振り返り


ホープ「あ、教官さん!ご機嫌いかがです?あー。見るからに最悪って感じですね。あははは」


教官は顔を真っ赤にした後怒鳴る。


教官「お前はいつになったらまともに訓練を受けるんだぁ!これで遅刻は合計30回目だぞ!」


ホープ「あははは…(数えてたのかよ汗)」


教官「罰として今日はみっちり訓練をつけてやるからな!終わった後に自分の足で家まで帰られると思うなよ?」


そういうと教官はホープの両腕を掴んで空中に放り投げた。


教官「さぁみんな!訓練開始だ!今日のメニューは特別だぞ!」


ホープが落下したところはみんなが訓練をしている場所だった。


ホープ「いってぇー。受け身取れてなかったらどこかの骨いってたぞこれ。全く力技だけはあの教官容赦ないからな。」


するとホープの周りにいた訓練生たちが少しずつホープに近づいてくる。


訓練生A「教官!本当にやるんですか?ホープを相手に。」


ホープはハテナマークが浮かんだ。

すると教官はホープの方を見てニヤッと笑い


教官「あぁそうだ!そろそろきついお仕置きをしなければならないし皆んなも対人戦しておいた方がいいだろう。なぁ?ホープよ。訓練をサボろうとするってことは訓練しなくても大丈夫ってことだろ?」


ホープ「え?俺一言もそんなこと…」


教官は訓練生に向かって指示を出す。


教官「これより対魔女戦を想定した訓練を行う。相手は光をつかう魔女だとおもえ!ホープ、お前は今まで遅刻した分の30回を元にして、みんなの攻撃を30回避けてもらう。」


ホープ「ええ!?おいおい教官さんまじか!?訓練生全員で20人弱はいるんだぞ!?そんなの一斉に攻撃されて避けれるわけが…」


教官「お前タダで遅刻した分をチャラにしてもらえるとでも?甘い!ちなみにだが、一回でも攻撃が当たるとカウントはゼロからだからな!では全員準備を!」


こうしてホープの地獄の訓練?が始まった。


訓練生は全員で20人。そのうちの15人はランク3の魔法を使える。

ランクは1〜10までありランク3の魔法を使えると世間からは魔法使いと呼ばれるようになる。

(ランク1、2の魔法は生活などに使われるレベル)

そして魔法が苦手な人は武器を使った剣術や弓術

他には頭脳を使った戦略構成などの訓練を受けている。


ホープ「くっそ。やるしかないか。いつかは魔女と戦わなければならないんだ。こんな逆境乗り越えてやるさ。かかってきやがれおまえら!」


教官「ふはは。いいぞ!ではこれより訓練を開始する!はじめ!」


訓練生が魔法を使う。


訓練生B「【砂魔法・砂手縛り】!」


ホープの足元の砂が手の形をして足にまとわりつこうとする。


ホープ「ははは!遅い!俺は光を使うんだぞ!こんなんで俺を捕まえられるかってんだ!【光魔法・光ノ鎧《脚》】」


ホープは足の周りに光を纏わせ勢いよくジャンプする。


しかし、、、


ホープ「へっ!どんなもんよ!、、ん?」


訓練生C・D「【風魔法・双風の檻】!」


風がホープの周りに集まり閉じ込められる。


ホープ「空中で身動き取れずにこのまま風に当たってやり直しってか?甘いね!【光魔法・光刃】」


手に光の刀をつくり風を切り裂く。だがしかし


ホープ「ぐお!なんだ!?水!?」


教官「そこまで!ホープ。それは水魔法だ。お前の負けだよ。やり直しだ。」


ホープは納得いかないような顔をしているがやる気に満ちている。


ホープ「魔力を感知しながら戦った方がいいかもな。少量の水でも当たれば終わりだし。」


教官が再び合図をおくり訓練が再開する。


教官「…(お仕置きするためにこんな無理難題な訓練をやらせたのだが…ははは。ホープにはこの方があっていたのかもな。)」


教官はニヤッと笑い訓練生にアドバイスを送る。


教官「クレバ!こっちへ!」


クレバ「……あ!はい。」


クレバと呼ばれる男は教官の方へ行く。


クレバ「なんでしょう教官。私は今作戦を考えているのですが。」


教官「お前にこのチームの指揮をとってもらいたい。できるか?」


クレバ「えぇ!?僕がですか!?そ、そんな!僕にはとても……」


クレバは少しネガティブな男でとても前に出て何かをするような雰囲気ではない。しかしそれとは別にクレバはとても頭が良いのだ。


教官「いつかはみんな決断をしなければならない時や後悔する時が来る。今の君はまだまだ未熟でみんなを引っ張れるかはわからない。だからこそ、この場で君に成長してもらうために私は提案している。そしてこれはあくまでも提案だ。無理にとは言わない。どうだ?」


クレバは決心した顔でやりますと言いみんなのところへ戻る。


教官「さて。頭のいいクレバが指揮をとるのだ。ホープよ。なめてかかると痛い目に会うぞ。」


統率が取れていないチームをまとめるものが現れる。それは団体戦においてかなり優位に戦況を持っていけるパターンである。


はたしてクレバの頭脳がホープを追い詰めるのか

それともホープが力で逃げ切るのか。


#2 end


訓練を経て少しづつ成長しているホープ


それと共に訓練生も成長する。


ホープはこの訓練を乗り切ることができるのか。

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