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詩 夜

夜空

作者: 宇野大江


廃鉱山


おんぼろ石組みの

塔で円形に囲まれた夜空

ゆるり雲の風に流れる


疲れて割れたアスファルト

踏みつけて

朧な地上から空に

目を移す廃鉱山の駐車場


冷える月は放射状

囲み染まる黄金色の空

回る光と朧な影を

揺らぎ映していく


淡い寂しさの川も

目を凝らせば

掬い上げた水晶は

黄金の空に透き通ってる





星月夜


すっかり陽は落ちて

等間隔の外灯

アスファルトは

淡い光を滲ませる


塾帰りの自転車並べた

缶コーヒーで乾杯

それだけで色付く日常

覆う雲は灰色

暗くなったり晴れたりしていた


夜空には沢山の星

瞬くそれを見上げた

あの日の僕らは

生きていた

青く遠い夢の中を


なんて、昔のこと





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