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ウチのPT@0  作者: ららら
3章 ギルド結成
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再びの後に

【くそっ……ここは一旦引くぞ!!】

【勇者とそれに組する冒険者よ!!】

【貴様らはなぜこの国に手を貸す!?】

【貴様らも邪神の力を欲するとでも言う気か!?】


「……私たちなんで手を貸してるんですかぁ?」

「知らね。初期位置だし仕方なく」

「うっわ、酷い答え……」

……タツの言う通り知らない。

プレイヤー喋らんタイプだし流されてなんとなくだよなぁ。

確かプレイヤーは『冒険者になるために遠い地方から最近出てきた』って設定だったから愛国心があるわけでも無し……うん、謎だ。


【邪神!?ま、待ちなさい!!】

【邪神とは……『デッド・ナイト・ヨーグ』の事ですか!?】


【ふん、白々しい!!】

【それとも……何も聞かされていぬ哀れな道化という訳か!?】

【まあよい、これまではほんの様子見……】

【次こそ全力で参ろうぞ!!】


「……相手は邪神とか言ってたが?」

「え?この国邪神奉ってるんですか?」

邪神……なんか設定のどこかで見た気がするけど……思い出せねーや。

「確か……昔に勇者がこの国に封印したとかなんとか言ってたッスよ」

「おおっ!!ロロさん凄いっ!!」

あー……そんなんだった気がする。ロロ良く覚えてんな。


【くっ、逃しましたか……】

【ムスカリ……手強い男でした】


「今回あいつなんかしましたっけ」

「後ろで部下送って三十分見てた」

「ですよねー」


【しかし邪神とは……】

【……直接国王陛下に確認してきます】

【この国への不信感が拭えないかと思いますが……】

【この件はひとまず私に預けて頂けませんか?】

【…………】

【……ありがとうございます】


「こういう時選択肢があったら『いいえ』って選びたいですよねぇ」

「お前ひねくれてるもんな……」

「あ、ひっど!!タツさんも選ぶタイプでしょ!?」

残念、タツはこんな時ほぼ連打してるから大抵『はい』選んでるぞ。


【……では、真相を聞いたら一番に貴方たちに報告します】

【それまで……十分に英気を養ってください】


「これはあれですよ。この国が黒幕なんですよ!!」

「……なんでそう思う」

「敵ってプレイヤーと技とか似てたじゃないですかぁ。これって仲間になる為かなあって」

……なんかそれっぽいぞ。

「それで……最後は帝国と協力して邪神を倒すんですよきっと」

うん、マジでそれっぽい。

「しかもこの国の兵士とか出てこないじゃないですかぁ。これはきっと勇者や私たちを潰す為に増援出さない気なんです!!」

……ごめん、これはシステム面の都合だと思う。


「……マイちゃん今日は珍しく冴えてる」

「ミイちゃーん、お姉ちゃんはいつでも賢いよ?」

どう考えても妹のが賢いと思う。

生まれた時知力を妹に吸いとられたのではないだろうか。

「……お前賢さなんて数値化したら0だろ……」

「あーっ!!酷っ!!ショウさん、タツさんとリアルで知り合いですよね!?」

「え、あ……うん」

俺を巻き込むな。

「タツさんって勉強どうなんです!?」

ゲームばっかやってて成績良いはずが……あるんだよなあ。なぜか。

「上の下ぐらい」

「……ああそうですか」

そこそこの学校でそこそこ上位。

色々無難にこなすからなあコイツ。

「タツさん?」

「……なんだよ」

「面白味無いですね……」

「悪かったな!!」


・ドロップアイテム

『帝国騎士団長の証×1』

「あれ、これって……」

「……いらねーな」

前回のレイドクエの時と同じアイテム。

周囲の仲間を強化出来るアクセサリー……なのだが複数人持っても効果が重複する事は無い。

別行動しなければ八人の内一人持ってれば良い訳で……既に持ってるからいらんなあ。

……一応これ売れるんだっけ。

それなら複数手に入っても意味はあるのか。


「うーん……パッとしない戦利品ですねぇ」

「自分はこれ初めてッスけど……」

「私が既に付けてるからな……」

一応サファイアが付けてる……。

元々周囲強化スキルを持っているから、意識しなくても仲間がアクセサリーの効果範囲に寄ってくる……のが装備している理由。

どのみち効果が微量過ぎて外す筆頭だけど。

因みにパッとしない理由は『帝国騎士団長の証』だけでは無い。

人間相手だとモンスターと違って鱗だとか牙だとか……いわゆる『素材』が手に入らない。

ザコがよく分からん剣とか鎧とか落とすけど……換金位にしか使えないしなあ。


「しっかし、難しいんだかなんだかよく分からんクエストでしたねぇ」

「最後は拍子抜けだったな」

「あんなの予想出来ませんよぉ。普通に全員動く予定でしたもんね?」

実際あれはボス三人と渡り合う為の布陣だった。

ボス一人だけ倒せば良いのならもっとやりようがあったはず。

攻撃と防衛の割合を5:3にするとか……今更言ってもどうしようも無いか。

このクエはいわゆる『初見殺し』の要素が強いタイプだ。

……wekiを始め情報があまり出回らないのは、引っ掛かった人間が仲間を増やそうとしているのかもしれないな。

無論到達者が少ないのも原因の一つだろうが。


「そ・れ・で……次は何行きますかぁ?」

「次ねぇ……」

次……次か……。

「そですよぉ。消化不良でしたし……早く次行きましょ?」

「決まってねぇ」

俺もタツも次なんて全く決めてない。

「えー……」

「えー……って言われても……。無いもんは無いんだよ」

「……いつもだったらウマいクエがどうたら言うじゃないですかぁ」

「……本当に行きたいクエが特にねえんだ。だいたい終わっちまってるからな」

現状存在しているクエストはない全てクリアした……とまでは言わないが、目ぼしい物は大抵終わってしまっている。

後少しではあるけど……定期メンテ後の新実装待ちだ。

「逆にお前ら行きたいクエは……?」


 ネトゲで今実装されているコンテンツを粗方クリアしたら何をするか?

……勿論終わりの無い稼ぎだ。

新装備の為に金を貯めアイテムを貯め。

未だ見ぬ強敵の為にレベリングをする。

……ぶっちゃけなんでも良いんだよね。

最大の敵は『飽き』である。

どんなに効率が良い稼ぎでも、睡魔という強力な敵とエンカウントしてしまえばひとたまりも無い。

俺やタツはまだ耐性がある方だから良いが……先が見えない真っ暗な道を数時間突っ走るのは……他のメンツが耐えられなそうではある。

『詰まんないから辞める!!』

なんて言われたら目も当てられない。


「行きたいの……って言われてもねぇ……」

案が中々出てこない。

普段から俺たちが決めすぎた……のもあると思うが……。

装備も全員現時点ほぼ最強なんだよなあ……。

案が出ないのも無理がな……。

「あ、あの……」

「サラ……?」

「み、皆さんが何も無いなら……シャンデリア作りませんか?」

え?まだ家具作んの?

……いや別に良いけどさ。

「おお!!サラちゃん天才!!それ良いですね!!」

反対する理由も無い。

「……どれ作りたいんだ?」

なんやかんやでタツも行く気にはなってる。

「えーっとですねぇ……この……」

さて……サイトで素材検索でもしますか。


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