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ウチのPT@0  作者: ららら
3章 ギルド結成
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戦火再び再び

「……向こうはホントに二人で大丈夫なんですかぁ?」

「大丈夫だ……たぶんな」

うーん……ちょっと頼りない返事。

漫画みたいに『仲間を信じろ!!』とか言ったらカッコいいけど……いや、タツさんこんなタイプじゃないな。

「……丁度いいから今のうちに言っておくぞ。」

んー……なんだろ?

「たぶん誰かしら死ぬと思う。……当たったヤツには悪いけどな」

……これは予測していた。

たぶんミイちゃん一人じゃ回復が追い付かないから……だと思う。

タンクがいない今、誰が狙われるかは完全に運だ。

何度か攻撃を重ねられたらあっさり死んでしまう。


「ああ、それとミイ」

「はい?」

「どうしようも無い時は自分の回復優先しろ。その次はマイな」

「……それは」

「今回は頼む。優先順位付けるの嫌だろうけど」

ここで言ったのは正解だと思う。

ミイちゃん確実に他人優先して回復するだろうし……。

後は……『なるべく遺恨を残さないように』かなぁ。

……たぶん、誰を生かすかの選択肢をミイちゃんがしないといけない訳で。

そうなるとミイちゃんに『殺された』と思う人間も出てくるかもしれない。

……いるかなこのPTにそんな人。

うん、マメだねぇタツさんは。

「さて、そろそろだ!!」

そうか、検証に参加しなかった人は知らないのか。

【あまり手荒な事はしたくはありませんでしたが】

【邪魔をするなら『氷狼のフリージア』がお相手しましょう!!】

さーて……リベンジといきますか!!


 俺の周りには現在敵がたくさん。

斧を持った敵兵たちにリンチされている。

なんとかガード出来ているが……。

【光牙斬】

今だ!!敵がよろけた隙に少しでも攻撃する。

……やはり想像以上にきついな。

ただずっとガードしていれば良い訳では無い。

増援は次々に来るのだ。

数を減らしておかないとそのうち回復が追い付かなくなる。

……自分でカッコつけた以上やるしかないんだけどさ。


【十字切り】

【フレアボール】

【フレアボール】

カスミちゃんの技と……私とロロさんが新しく取った炎の新スキルが炸裂する。

【フロストインパクト】

タツさんに命中し……たぶん最大HPの半分以上ダメージを受ける。

【ヒール】

だけどすぐにミイちゃんの回復が……。

うん、さっきからこれの繰り返し。

殴って殴られて回復して……互いに回避も防御も存在しない。

アクション要素取っ払って普通のRPGの戦闘を見てるよう。

【フロストインパクト】

【ヒール】

今度は私にヒット……だけど回復は……タツさんかあ。

やっぱり回復は後手後手になっちゃうかぁ。

前の攻撃の回復が終わらないのに次がきてしまう。

……これ、私大丈夫かな。

敵にも詠唱があるし、次私に当たる確率は1/6。

普通に考えたら大丈夫なんだけど……やっぱドキドキする。

【ヒール】

……たぶんこれでも『フロストインパクト』をもう一回受けたら死ぬと思う。

なんか某国民的RPG思い出しちゃう。

ボスが変な行動してきたら負け確定の時。


【アイシクル】

……あ!!私だ!!

小さい氷がぶつかる……けどさすがに弱い魔法では死なない。

【ヒール】

うん、強い方だったら死んでた。

「運が良かったな、日頃の行いは悪いのに」

「いやいやいやいや、こんなに品行方正のマイちゃんですよ!!」

タツさんは失礼ですねぇ。

「そもそも日頃の行いが悪いから連続で当たったのでは?」

サファイアさんも失礼ですねぇ。

「……そうだな。スマン、訂正するわ」

「デリカシー0のタツさんはともかくサファイアさんは最近酷く無いですか!?」

「いや、いいのかと……」

「良くな……」

「いいです。もっと言ってあげてください」

「えー……」

「よし、身内から許可が出たな」

こういうのがいじめを助長してると思うの。


「後少しですねぇ」

あれから何事も無く……なんて事は無く、瀕死の人が大量に出たけどなんとか死人は出なかった。

「ああ、今回運が良かったな。さっさと倒してあいつらのとこ戻るぞ!!」

【召喚:神狼】

……え?召喚……?

発動と同時のボスの体は吹雪に包み込まれ……近くにいた全員が弾き飛ばされた。

「ダメージは無いが……こりゃあ」

……弱ったボスの本気モード。

人数が少ない分ボスの体力を削る事は不可能だった。

それ故に未知数の攻撃。

「氷の神狼……フェンリルって事か?二つ名の由来はこれかよ」

【エリアヒール】

これは……特に深いダメージを負ってる訳じゃ無いけど念のためかな?

大技確定だしその前に回復しておくのは基本だよね。

うんうん。ミイちゃんも立派なゲーマーだね。


 ……中々敵が攻撃に移らない。

吹雪のバリアーみたいなのを貼ったまま何もしてこない。

攻撃されないけども……。

【ファイヤーボール】

炎は吹雪にぶつかると消えた。

……HPも減ってない。

うん、攻撃されないけど出来ない。

「あー……そういえばなんスけど」

「ん?ロロどうした?」

「フェンリルって本来あんまり氷関係無いらしいっスよ」

「……は?」

……は?

「氷吐く狼とかじゃ無いんか?」

「いや、全然」

「……マジで?」

…マジで?

「ゲームでそんな感じで出しまくって氷のイメージがついたとかなんとか」

「へぇ……意外だったわ」


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