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ウチのPT@0  作者: ららら
1章 ゲームスタート
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キャラメイク

みんなだいすきキャラメイクの時間です

素晴らしい母と可愛い妹を振り切り部屋に戻る。

……うん、ダウンロードは終わったみたいだ。

利用規約にサッと目を通しVRゴーグルを被る。

『ネト・ゲー』のタイトル画面が出てくる。そして、ネトゲの最大の山場と言っても過言ではない作業に取りかかる。

そう、『キャラメイク』だ!!


容姿に数時間……なんて事は無い。鼻の高さだとか目の色だとか正直どうでもいい。五分で金髪イケメン作って容姿は終わり。

肝心なのは職業(ジョブ)だ!!見た目なんざステータスに関係ない!!ロリだろうがゴリマッチョだろうがステ補正つかないしな!!


このゲーム、事前情報によると途中で職業を変えられないらしい。こうなると慎重になる。いや、ならざるを得ない。最悪『一からやり直す』という素晴らしい事態になってしまう。

ゴミ職業を選んでしまうと、どこのPTにも入れて貰えない可能性が出てくるからだ。

このゲームはβテストを行ってはいない。故に事前情報が殆ど無い。雑誌や公式サイトで職業を判断しなければならないのだ。

因みにこのゲームの職業は下位と上位に別れており、下位で条件を満たせば3種の上級職のどれかにクラスチェンジ出来るのだ。

うん、ここまではいい。よくあるシステムだ。

問題なのは下級職が20個あること。大過ぎだろこれ……。

この手のゲームの職業で理想なのはバランスが取れてること、これに限る。だが現実は非常である。どうしても職業に優劣は出てしまう。それが20×3なのだ、確実に『ゴミジョブ』は出る。

俺はハズレくじは引きたくない。仮にプレイヤースキルが高くてもゴミジョブならお断りされてしまう。内面なぞ見れないからだ。腕が立っても見せる場所がない。何の資格も無い人間が会社の面接で

「僕は天才だから雇ってください」

なんて言うのと同じだ。いや、まだ学生だからわからんけども。

とにかく職業は大事なのだ。これからのゲームライフの天国か地獄かが決まってしまう。

……などと考えているとようやく職業選択の項目に移ることができた。

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