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ウチのPT@0  作者: ららら
1章 ゲームスタート
11/84

戦火の予兆ー3

【猛毒付与】【俊足】

【挑発】【アーマー解除】

敵に会うと同時にナイトと忍者の二人がスキルを使った。『アーマー解除』……?確か防御を捨て速さを上げるスキルだったはず……。

まさか本当に三人だけで倒す?無茶だとは思う。

【パワーアップ】

それでも私は自分の仕事をする。付いてきた以上何もしないわけにはいかない。

【パワーアップ】

忍者の意図は分かる。短期決戦なのでしょう。

物理攻撃に一定確率で毒を付与させる『猛毒付与』。

移動速度を上昇させる『俊足』。

手数を増やし常に毒をかける戦法なはず。

しかし、ナイトの考えが読めない。

自分から防御を下げて挑発でヘイトを稼ぐ。

どうもちぐはぐな戦法で、私はいまいち理解ができない……。


【リジェネレイト】

自動回復のバフをかけ直す。……正直この二人を侮っていた。あれから数分、敵の体力を半分近くまで削る事に成功している。

ギリギリの攻防。さすがに被弾が0というわけにはいかない。しかし『リジェネレイト』の微々たる自動回復で間に合うレベルのダメージに抑えている。

【リジェネレイト】

二人の戦いを見ていた今なら挑発を使った理由が分かる。守備力を下げても自分一人で回避する自信があった……だけではなく相方がフォローに入ると信頼していたのでしょう。

……遠くから観察してある事に気づく。両方素晴らしい腕ですが『彼』の方が……。


 そろそろ敵の体力は残り三割程度だ。このボスは基本的にプレイヤーが使える『アサシン』と同じ技を使ってくる。モーションが同じなら対象ができる。

【十字切り】

ダッシュで近づき二刀で十字に切りつけてくる。

【ソードダンス】

舞うような動きで連続攻撃を仕掛けてくる。

【ホークスラッシュ】

空から鷹のように急降下し大ダメージを与えてくる。

そのどれもが俺とタツには致命打にはならない。

他のプレイヤーで動きを見ているから軌道はなんとなく分かる。

あの幼女さんも絶妙な距離でバフをかけ続けてくれている。

敵の攻撃範囲に入らないよう距離を開け、ウチら二人に支援魔法が届くギリギリの範囲。

【パワーアップ】

それに効果が切れる直前でのかけ直し。

先程からバフの時間切れにもなってはいない。かといって無駄にスキルを連発している訳でもない。効果時間を把握して切れる直前で使っているのだろう。正直これ程バフ管理がうまい人間に出会ったのは、このゲームで初めてだ。つくづくこの人と同じクエストで良かったと思える。

【急所狙い】

【猛攻】

ボスが急に今まで使った事のないスキルを使った。

攻撃力とクリティカル率を上げるスキルだ。

「ボスの最後の足掻きです!!気をつけてください!!」

幼女さんからのアドバイス。そうか、一度倒した事がある人だった。しかし多少強化されても問題はーー。

【ステルス】

「「っ!!」」

俺とタツは咄嗟に攻撃を辞め距離を取る。

『ステルス』その名の通り体を透明にする事ができるスキル。

ただし効果時間は短く、一度攻撃したら解除されてしまうのであまり実用性はない。せいぜい敵をやり過ごすのに使えるくらいだ。しかしこれはプレイヤーが使う場合である。

【十字切り】

【ディフェンスアップ】

突如HPを六割近く削られる。見えない敵からの高速攻撃。

「おい、大丈夫か!?」

「ギリギリ……」

本当にギリギリだった。咄嗟にディフェンスアップをかけて貰わなければさらに被害は甚大だったはずだ。

被弾すると見越してステルスと同時に、俺にスキルを発動させたのだろう。

「この後定期的に『ステルス』を使ってきます!!」

まずい、見えない以上回避はできない。

漫画やアニメなら透明への対策を閃くところだろう。音や気配で位置を判断するのがお決まりだ。しかし、残念ながらステルス状態は音がでないよう設定されている。気配を感じるなんて論外だ。このゲームにそんなシステムは存在しない。

なるべく回避に専念する。自動回復で最低限今の一撃を耐えきれるHPにもっていきたい。

このゲームは自力でスキルの解除ができない。

自力で解除できない以上『挑発』と『アーマー解除』を発動している今次に『ステルス』を使われると死ぬ可能性がでてくる。

どうしても消極的な戦いになってしまいーー。

【ステルス】

二度目のステルスが発動してしまう。


 どうする?回避?ガード?

最善の手は一体どれだ?……どっちにしろ運任せだ。ガードは前方にしか効果がない。この間に左右に回り込まれていたらアウトだ。かといってがむしゃらに動き回っても避けられる確率は少ない。

「岩を背にしてガードしろ!!」

タツからの声。これなら前後からの攻撃を防げるので生存確率は半々になる。仕方がない、天に祈ろう。

そう思った時タツがこちらに駆け寄ってくるのが見える。まさかーー。

「自分を壁にする気か!?」

『十字切り』は直進して接触した者を切るスキルだ。俺にぶつかる前に自分を盾にして攻撃を防ぐ気か。

これで前後左が防御できる。当たる確率は25%、余程運が悪くない限り生き残れるだろう。

【十字切り】

敵のスキルが発動しーー。

ガードの感触もない。タツが当たった形跡もない。

どうやら運が悪かったようだ。


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