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僕の思った事は文字になり言葉になる。

作者: 七瀬

僕の名前は 『井上 颯真』 19歳。大学生だ!


僕が物心つく頃から、、、僕の頭の中で思った事や考えた事が...。

僕の頭のあたりで、 『文字になり言葉になる!』


僕以外の人達には、、、僕が考えた事や思った事が文字として見えている

みたいで!

僕が赤ちゃんの時に、僕のお母さんは僕の頭の声を文字として見ていた。



僕がお腹が空いて泣いているのか?

おしめなのか?

体調が悪いのか?


僕の頭の声が【変換】されて文字として見えてるみたいだ。

でも、、、何故か僕には見えない!!!



僕が幼稚園の時、僕は仲がいい友達に内緒にしていた事があった。

僕とその子は、、、【同じ女の子】が好きだったんだけど......?


僕はその子に黙っていた。

そしたら、、、? 僕とその子の好きな女の子が僕たちに近づいてきた!


その子は、嬉しそうに女の子に話かけていて......。

僕は黙って見ていただけなのに、、、!


急に、、、僕にその子が言ってきた。


『何故黙ってたの! 颯真クンも、同じ女の子が好きなのに、、、!』

『えぇ!? なんでそんな事言うの??』

『颯真クンの頭の上に、、、文字が見えるから! ねぇ? そうなの??』

『......』

『颯真クン、私の事! 好きなんだね?』

『......』


...僕はその時、途轍もなく恥ずかしかった。

声に出していないのに、話していないのに......。


僕の思ってる事が考えてる事が、他の人にバレている!?



僕は、お家に帰ってお母さんにその事を話したら......?


『ごめんね、、、本当にごめんね! どうしてあげたらいいのか? 颯真、

ごめんなさい。』


...お母さんは、泣きながら僕を抱きしめた。

僕も、それ以上は...何も言えなかった。


お母さんを泣かせてまで、僕の事で苦しんでほしくないと思ったから...。



僕はそれからも、相当苦しんだ!!!


幼少期は、クラスの子たちからイジメられる事もたくさんあった!

僕の心の声が、思い浮かんだ事が、文字になり言葉としてみんなに伝わる!


僕も、だんだんと心を落ち着かせている時は出ないようになった。

お母さんに協力してもらって! 出ないように努力もしていたが......!?


どうしても、興奮したり気持ちが乱れてくると......?

出てしまうみたいで、みんなが僕を見る目がまるで【心に矢が刺さるみたいで】

物凄く痛かった。



でも、僕が19歳になった時に僕と同じ【能力】を持った女の子が同じ大学に

いる事がわかった。


僕は急いで、その子がいるところに行くと、、、?

そこには、人盛りが出来ている。


よく見ると......?


僕が探している彼女だった。

彼女の名前は、、、 『田畑 みく』彼女も19歳だ!



僕は、初めてどんな風に皆に見えているのか?

彼女を見て、実感した!


僕は彼女に近づいて、彼女の手を握って、人盛りになった場所から

彼女を連れ出した。


当然だけど、、、? 彼女が僕に言う。


『あなたは誰ですか? 私に何の用なんですか? 私に構わないでください!!!』

『落ち着いて! 落ち着いて! 僕も君と一緒なんだ!』

『えぇ!?』

『僕の頭の辺りを見ていて、、、。』


【ほら? きみと一緒でしょ?】


『......』


...少しの間、彼女は理解できていない感じで、、、!

黙って、僕の方を見ていたけど......?

彼女も、心の声で答えてくれた。


【ホントだ!?】



僕も彼女も、生まれて初めて理解できる人に出会えた。

僕たちは、お互いのこの文字を言葉を何か......?

人の役に立つものに使えないかと考えている!!!


『一人より二人なら、いろんな事を乗り越えていけそうだ!』



最後までお読みいただきありがとうございます。

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