精霊好きの家族紹介
誤字脱字ありましたら、すいません
食事の間に到着すると、すでにシリウス以外の屋敷にいる家族3人全員の姿が見えた。
「おはよう、具合はどうだい」
渋い声でシリウスを気にかけるのは、父のジャック。
「おはよう御座います父様、だいぶ良くなりました。」
「無理はしないでね?シリウス」
そう心配げに話すのは、母のエレノア。
「はい、分かってます」
「今日も格好いいわね!シリウス」
そしてシリウスを褒めたのが、姉クレア。
「ありがとうございます、クレア姉様」
「よし全員揃ったな、早速いただくとしようか!」
この世界の食事の挨拶は、まずは信仰している神そして精霊に感謝を心の中で伝えてからいただくのが大体のルールである。
(よく分からない神様、僕を転生させていただいてありがとう。そしてまだ見ぬ精霊達に感謝)
目を閉じ、シリウスは心の中で感謝を伝えると朝食をとった。
食事を食べ終わった後は魔法の勉強からシリウスは始まる。魔法の事について教えるのはジャンナ
「魔法とは、精霊に助けて貰いながら発動する“精霊魔法“と自身の属性素質に依存する“純正魔法“の二つがあります」
「ふーん…じゃあ精霊魔法なら今から発動できるの?」
シリウスは気になったことを聞いてみた。
「いえ、5歳から10歳までのいつかに教会で精霊と契約すれば発動できます」
「なんで5歳から10歳までって決まってるの?」
「色々諸説ありますが、1番の候補は契約したい精霊が好む属性魔力が多くでているのがこの時期だと言われています」
真実は精霊しか分かりませんがとジャンナは締めくくった。
(その他の説としては、両親が受けさせる覚悟の時間を作っているんではないかな…子供の将来が決まるんだし)
シリウスが心の中で色々考えていると、
「そういえば、シリウス様はもう6歳ですよね」
「うん、僕はどんな精霊と契約できるかなー?」
(そういえば、転生するとき“精霊に愛される本“が光の玉になって僕の中に入っていったけど普通に精霊と契約できるのかな?)
「それでは、今ある純正魔法について分かっていること勉強していましょうか」
「はーい」
昼まで休憩を挟みながら魔法の授業は続いた。
やっと精霊書けるかな?