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バレて無いならいいよね?

誤字脱字ありましたら、すいません

 「なんだこの体…」

 体全身が光の粒になりながらも、消えることのない姿の彼は思わずそう呟いた。

 (僕がいる場所は真っ白い空間、だいたい六畳半ぐらいだろうか、目が覚めた時には既にこの空間にいたが…)

 そんなあり得ない現実?を整理しようと頭の中で現状を考えていると、

 「やぁ!待たせたねー」

 彼の目の前にいきなりシンプルな衣装を着た可愛らしい女の子が現れた。人間には生えていない翼がある所以外は普通の女の子だろう。

 彼はその姿に心当たりがあった。その事を確認するかのように冷静に話した。

「君は天使かい?」

「そうさ!私は天使だよ、君を生まれ変わらせる素敵なね!」

 生まれ変わらせる、その天使の言葉で彼は今ある現状を把握した。

 彼は、天使に質問しようとするが…

「じゃあ、僕を「あ!ちょっと待ってね、君が本人だと確認するための人生書を探すから。」

 彼の質問内容を話す前に天使はそう言葉を話すと

「“アイテムボックス“」

 天使がそう発すると、黒い円状が生まれそこから何冊もの本が次々に出てきた。

 「これでもない…あれでもない…あれー?どこにやったっけ」

 天使は彼の人生書を探すのに必死で彼が本を見ているのに気がついていないようだった。

 彼は足下が埋まる位の本の中から一冊の本を取り出した。

(“精霊に愛される本“なんというか素直なタイトルだな…)

そんな思いを抱きながら彼は本の中身を開けた。

 すると本が光玉に変わり彼の体に吸い込まれて行った。

 (何だったんだ?今のは…まぁ天使には、ばれていないようだし大丈夫だろう)

そんなことを思いながらチラリと天使の方へ目線をやった。

「あった!あなたの名前は…山田幸太さんだね?」

「そうですけど。」

 本を見ただけで自分の名前を当てられたことに少し驚いたが、“人生書“と言われた本には自分の生き方が書かれているんだろうと彼…幸太は推測した。

 「では、急ぎで申し訳ないのだけど異世界に行ってもらうよ!」

生まれ変わらせると聞いて待ちに待ったその言葉に幸太は興奮した。

「是非!行かせてください!」

「即決…まぁいいや、じゃあ君が望みを一つ言ってよ、叶えてあげる。」

幸太が興奮気味に決めた事に引き気味な天使がそういった。幸太は天使が現れた時から望みは考えていた。

「じゃあ、イケメンになりたい…いいですか?」

「いいの?そんなことで君唯一の魔法とかスキルとかできるよ?」

(確かに“唯一というのは惹かれるけど、イケメンじゃないと人生楽しくないだろ?)

「はい。お願いします!」

「よし、その願い叶えるよ、それじゃあ異世界を楽しんできてよ!」

 そう天使が言うと目の前が何も見えないほど真っ暗になった…

 (はぁ!?いきなりかよ!)

幸太はそこで意識が消えていった。












その後天使は、本の整理を行った。

「あれ?324冊…1冊足りない。何の本だっけ?…覚えてないならそこまで大した本じゃないと思うんだけど。」

 首をかしげながら天使は不思議そうに呟いた。


( ̄∇ ̄)文字ほど難しいものは無いですよね…

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