表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩*見つめて*

デジャヴ

作者: a i o

どことなく既視感デジャヴ

プールで泳いだ後の

気怠さのような

淡い感覚


オフィスの窓から

伸びる空

心細さの中の

白い真昼の月

唐突に迷子になる私

遠くで鳴る内線

キーボードのタップ

すべて

向こう岸に寄せる波


改札口を出れば

人ごみの中で

迎えた夕暮れ

佇む

流れに乗れない

つかえた小石のように

日常には喧噪はつきもので

でもそれさえも

薄張りの硝子の向こう


天井から降る足音が響く

狭い部屋で

足の小指に塗る

マットな水色

はみ出せば甦る

とりとめもない瞬間

何に溢れて

何が足りなかったのか

もう分からないのに

懐かしさばかりが胸を打ち


星が跳ねれば

摘まんで食べた

生きてる音を

数えて泣いた

どうしてひとり

そんな頃を

思い出してる




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 最終連が気になります。 さみしくて さみしくて 闇に閉じ込められた 明かりの部屋の中で
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ