地の精霊の場合
「へぇー、それはおもしろいわね。どうしてそこまで違うのやら?」
「さあ?わからない。けど、一般的な認識ではそうなっている」
目の前で笑っている人がいる。正確に言うなら人ではないが。
彼女は四元を司る地の精霊だ。
彼女は変化を求む。退屈を何より好まない人だ。
不変なんてと鼻で笑い、気紛れに地震を起こしたりする危ない人でもある。
「…なんか失礼な事を、今考えなかった?」
「明日は晴れるかどうか、考えていたよ」
「あらそう、…晴れになるんじゃないかしら。今日は良い天気。
ならきっと、明日も良い天気よ。」
彼女は直ぐに飽きるから、話を誤魔化し易い。単純な人だ。
「『地の精霊…揺るぎないもの。全てを育む苗床。生ある者が返る場所』ね、
それじゃあ、あの子と話が合うでしょうよ」
「どうだろうね、同族嫌悪を惹き起こしそうな気もするけど」
「それもそうね。でも会ってみたいわ、あなたの言う『私』と」
「ここが何処だかわかれば、そして帰る方法があればね」
あまり、考え無しに書いてますので設定とかは適当です。
感想頂けると、嬉しいです。叱咤激励お待ちしております。
…まあ、これだけじゃ感想もへったくれも無いですが。






