1話
俺は佐藤 孝。ブラック企業に努めている以外、至って普通のおっさんだ。平日は残業して働く。休日?ナニソレオイシイノ?上司に無理難題を押し付けられ、デスクに向かう毎日、周りにはデスクにうつ伏せる同僚たち、あれ?ここ日本だよね?労基もびっくりな労働環境なんですけど。これ、異世界モノとかだったら画面に転生のトリガーみたいなウィンドウが現れるんだろうが、残念ながらここは現実異世界なんてないし労働戦士の俺は働くしかないのだ。
「帰りてぇ、、、」
静まり返ったオフィスに俺の独り言が落ちる。
途端に視界が暗転する。
(あれ?眠気とはなんか違うような脱力感が、、、)
「・・い!」
うるさいなぁ。久しぶりにぐっすり眠れてるのに、、
「おい!・・ろ!」
ハイハイ。起きますよ。
「おい!起きろ!」
「うるさいなぁ!もっと寝かせろ!」
起き上がった俺の前にいたのは筋骨隆々のサンタも裸足で逃げ出すほどの髭を持ったおっさんがたっていた。
「うわぁお」
「やっと起きたか。しかし、我にタメ口とは、いい度胸だな?」
「ド、ドチラサマデスカ?」
「む?なんだなんの説明も受けておらんのか?」
し、知らねぇーー!
「あの、説明とは?」
「ふむ、あやつめ、説明もなしに送りこんだのか、、」
なになに?何が起きてんの?てかこのおっさん誰?
「ここは地獄。生前、罪を犯したものが罪を償う場所だ」
「へぇーー。って!俺なんかしたかなぁ!むしろ天国に行くべきだろ!なぁ!俺真面目に働いてたよねぇ!ねぇ!」
「そのことなのだが、、、ええい!引っ付いてくるな!説明するから離れろ!、、、ゴホン!実はな、ここ地獄は、、、人員不足なのだ!!」
「は?」
待ってとても嫌な予感がする。
「もう一度言うぞ。ここ地獄は人員不足なのだ!」
「ッスーーー。一応聞きますけどそれで何度俺が?」
「人が足りないのでな!神に頼んで地上で働いてる人間から適当に連れてきてもらったのだ。もちろん死にかけのやつをな!」
いや、死んだやつから選べよ。まぁいい
「それって拒否権ありますか?」
「ないが?」
ないが?じゃないが?
「はーーーあ?ふざけんなよ!なんで働いて過労死したあとに働かなきゃならんのじゃ!てかスルーしてたけど地獄とか神とかってほんとにあんのかよ!?」
「つべこべ言うな。もう決まったものは変えられんまずお前が働く場所に連れて行くぞ。」
あぁ。神よなぜ俺を選んだ。せめて異世界に行きたかった。
そう心の中で叫びながら俺は筋肉もりもりマッチョマンの変態に連行されるのだった。
どうもかりそめです。初執筆です。アドバイスがあれば是非ください。設定覚えてらんないと思うので度々間違えると思います。
果たして孝はこれからどうなるのか?俺達の冒険はこれからだ!




