#7 王都
〜二光後〜
「レイ!着いたぞ!」
「んぇ…?」
「寝すぎだろお前。寝ぼけてんじゃねぇよ!ほら見ろ!」
「おー!」
王都
世界ができてから人類がこの大陸に移動し知性をもって建国した最初の国
王は建国したヘラルド家の血を引くジン=ヘラルド
ここでは学術校だけではなく、武術校やギルドも有名であり、国の中心のため栄えた場所だ
「とりあえず宿まで行くぞ。」
「お願いします。」
〜宿〜
「いらっしゃいませ。受験生ですね。受験生の方は本日無料となっています。こちらの方へ。」
驚いた
本当にこの国は教育に力を入れているな
「この部屋をお使いください。朝ごはんはいただきますか?」
「はい。お願いします。」
「でしたら朝になりましたらノックさせていただきますね。」
「分かりました。ありがとうございます。」
とりあえず街を見に行くか
「外に出られますか?」
「はい。」
「でしたらこちらをお付けください。」
「これは?」
腕輪のような物を渡された
「これは手首につける魔道具になっています。部屋に戻られる際こちらをドアノブにかざして頂ければドアを開けることができるようになっています。」
ドアキーか!
「分かりました。ありがとうございます。
あと、ひとつ聞きたいのですが…」
〜繁華街〜
「この辺かな。」
(ん?)
レストランのような場所に目を向けると
「おい!俺はホーグ家の人間だぞ!立場を弁えろ下民が!」
同い年くらいの少年が店員に怒号を浴びせている
アニメで見たチンピラ…!!
本当にいるんだ
「お前ら全員舐めやがって!目上の人への態度もなってないのかこの店は!」
「おい。」
「あぁ?!」
(思わず声をかけてしまった。まずい。)
「なんだお前!部外者はとっとと出てけ。この店はもう閉店だ。」
「待ってくださいガストン様!お許しを!」
「はぁ?!気安く俺の名を口にするな!汚れるんだよ!」
「あのさぁ。」
「だからなんなんだよお前は!」
「俺お前じゃなくてこの店に用があるの。」
「さっきも言ったがこの店は閉店だ。これでもう用は無いな。どっか行け。」
「へぁ?」(アホな顔)
「…は?」
「そこまでにしろ。ガストン=ホーグ。」
「あんたは…」
『クリス王子!』
国王ジン=ヘラルドにはレイと同じく13歳のクリス=ヘラルドという息子がいる
(っていうのは知ってる。
なんでこんなとこにいるのこの人)
「クリス様、なぜここに!」
「そんなことはどうだっていい。早く謝罪をしこの場から立ち去れ!」
「クリス様、お言葉ですが我々貴族はこんな下民と同じ目線で居ては行けません。我々は更に高位の存在のはず!」
「だから庶民の場所に来ては庶民に合わせるのだろう。郷に入っては郷に従うのが貴族として、いや人としての礼儀だガストン。」
「…くっ!」
「非を詫びろガストン。ここはお前のような貴族のために作られた場所では無い。」
渋々と口にする
「申し訳こざいませんでした…」
頭を下げながら体が震えている
怒っているのであろう
プライドを傷つけられ、挙句の果てに下等な人間に対して頭を垂れているのだから
「君、名前は?」
(誰に言ったんだろう)
「君だよ君。聞こえてる?」
「え?あぁ。はい。なんでしょう?」
「なんでしょうじゃなくって…名前は?」
「え、レイと申します。」
「レイくん。君はもしかして学術校の受験生かい?」
「はい。そうですけど。」
「共に頑張ろう。レイくん。」
あぁ、マジで優しい人なんだな王子って
〜次の光〜
〈これより王都学術校入学試験を行います。受験者は速やかに並び、試験を受けてください。〉
ついに始まったぞ入学試験
筆記の試験なら負けることは無さそうだが実技がどんなものか
このお話の登場人物
レイ=フリル:主人公
ヘンリー=ユン:レイの叔父
ガストン=ホーグ:ホーグ家の長男 13歳 貴族であるホーグの名を利用し、自分の思い通りにならないとキレる傲慢な性格の坊ちゃん
クリス=ヘラルド:国王ジン=ヘラルドの息子 13歳
追記
今回は学校の制度についてお話します
そもそも学校は学術と武術の二つの種類に分かれます
学術は魔法系、武術は剣技など名前の通りになります
また、年齢と名称、学べる範囲は以下になります
6~12歳 少生徒(基礎の初歩)
13~18歳 青生徒(基礎〜応用)
19~22歳 成生徒(専門分野)
23~24歳 研究生(専門分野の研究)
次回はそれぞれの授業内容についてお話します




