#6 旅立つ光(ひかり)
「今日から王都までよろしくお願いします。ヘンリーさん。」
「いやー、うちの村からまさか王都の学術校に入学する子が出るとはねぇ!生きてるといいこともあったもんだ!」
生きてると…か
「じゃ、行くぞ!」
「はい!」
ありがとうヒューゴ村
王都に残れるよう頑張るよ
〜数時間後〜
「おい!起きろ!レイ!」
「ん…なんですか…ヘンリーさん…」
「魔獣だ!備えろ!」
「魔獣?!」
魔素の生まれはそもそも細胞による呼吸だった
この世界ができた時に水の中で生まれた最初の細胞から魔素を取り込んで出来たのが魔細胞という別の細胞だった
その魔細胞は魔素を吸収し成長することで魔石を生成した
さらにこの魔細胞は当初大気中に存在したプランクトンのようなもので、これを細胞分裂している通常の細胞が取り込んでしまうことがあった
この魔細胞を取り込み成長した姿が魔獣になる
今は大気中や水中にいる魔細胞は居ないようだが
「あれは…デビルウルフ。」
「あぁ。まさか魔法を使う魔獣に出会すとはな…」
魔獣の中には魔法を使うものと使えない種類が存在する
そもそも魔法を最初に使ったのは魔獣であり、その魔法を確認したことから人間が魔法を使うよになったとされている
「来るぞ!」
風の斬撃魔法が飛んでくる
「チッ…せっかくの馬車に何してくれてんだ!」
魔法陣を展開し雷魔法サンダーを放つ
まずは一匹…
左右で二体ずつ
「ヘンリーさん、この後曲がり道は?」
「曲がる予定は無いが、この先に一箇所だけ曲がり道がある!」
「元の道には?」
「戻れる!」
「じゃ、また後で!」
「おうよ!」
そう言ってレイは馬車を降りる
「初めて戦う相手が中位の魔法をポンポン出せる魔獣ってのがいいね。かかってこい!」
水属性魔法アイシングランスを飛ばす
「ギャオンッ!」
2匹に刺さる
「よし。あとはお前達だな。着いてこい!」
元々馬車が走っていた方向に走り出す
デビルウルフが風魔法の斬撃を飛ばす
「ッ!」
無属性魔法シールドを展開し身を守りながら走る
これで決めるっ…!
「じゃあな。」
火属性×土属性混合魔法ボムを地雷にし爆破させながら馬車に飛び乗る
「お前やりすぎなんじゃねぇか?」
「うそ?エクスプロージョンで良かったかな。」
「いや、ファイヤーボールでも充分すぎるだろ…」
火力の調整はしたはずだが…
このお話の登場人物
レイ=フリル:主人公
ヘンリー=ユン:ゼン=フリルの弟で馬車乗り レイの魔法は小さい頃から見ていたためもはや慣れている様子
追記
今回は魔法の属性と位についてお話します。
魔法は全部で
無、火、水、風、土、雷、光、闇
の八属性に別れます
それぞれ魔法には低位、中位、高位、伝説、神位の五段階に分けられます
なおこの作品に設定している魔法の数はそこまで多い訳ではないため、覚えやすいかと思います
また物質を飛ばす魔法(水を高圧力で撃つ、火の玉を撃つなど)の原理はまず撃つ物質の生成(生成速度はイメージの早さ)押し出す力は魔法によって異なる(水を押し出すのであれば超高圧力で水を固め、飛ばす方向に一点集中させ、放出
火の玉であれば風を操るという方法のため風魔法の習得も必要)
といった原理で作っていますので光の線を何も使わずに曲げるみたいなことはできません




