#4 目指す者
「え?」
「だから、今何したって聞いたんだ。」
「水を出す魔法だけど。別に変なことしてないよ。」
「なんで詠唱しないで出せたんだ。
魔法といえば詠唱しなければ出せないものだろう。」
どうやら本に書かれていた頃とは違い、世の中の認識が変わって今では魔法を展開するには詠唱が必ず必要という事になっているようだ
「お前、もしかして賢者の卵だったのか…?」
「賢者?」
「人類史上最も魔法を自由自在に操れる魔法使いだ。」
賢者か…ちょっとありだけど
それはなるつもりは無い
アニメや漫画じゃ賢者って魔法しか出来ないもんだったし俺は剣術もやりたい
ならばまずは
賢者レベルまで魔法を鍛える
〜数光後〜
まずはこの魔素の操作をとにかく早くできるようになろう
「ダメだ。遅すぎる。」
やはりイメージする方が早いのか?
でも嫌だ!恥ずかしい詠唱を永遠に口に出すのは嫌すぎる!
元素の感覚をもっと明確にして分子運動の制御も正確にしよう
〜数ヶ明後〜
「レイ、お前学校は気になるか。」
「学校?」
「今のお前の魔法はこの村じゃありえないレベルになってる。
ここの先生じゃお前に魔法を教えるのも無理だ。もはや教えてもらいたいレベルだそうだぞ。」
学校か
「でもどこの学校を?」
「王都だ。」
「王都って、あの王都?」
王都学術校は学術校の中で一番有名で初代の賢者が設立した学校だ
あそこは貴族が多く在籍してる上、皆魔法のエリートとの事
これから入るには少生徒にしては遅い気がするが
「13の年にお前を王都に送ろうと思っている。」
「編入ということ?」
「そうだ。それまでにレイには剣術を覚えてもらう。」
俺の父親であるゼン=フリルは元宮廷騎士団のエリートで庶民でありながら団長補佐の座まで着いた超の着く天才剣士だ
「分かった。いや、分かりました。これからよろしくお願いします。」
「だが剣術だけを学んで魔法を疎かにはするな。
必ず両立して精進するよう。」
「はい。父上。」
〜次の光〜
「今日は剣の持ち方から何から何まで全ての基礎を叩き込む。覚悟しろ。」
「はい。父上。よろしくお願いします。」
「ほら姿勢!」
「はい!」
その日の稽古は夕方まで続いた
このお話の登場人物
レイ=フリル:主人公
ゼン=フリル:フリル家の父で元王国の宮廷騎士団の団長補佐 元から庶民であったゼンは努力を重ね、実力を付けて高い位に就いた
追記
お気づきの方もいるかと思いますが、時間表記にについて詳しくお話すると
年→これは変わらない
月→明
日→光
となっています
なお、時間、分、秒は変わりません
この理由は次回お話します




