#3 魔法を理解する
〜三ヶ明後〜
「よし、これで本は揃った。」
「あんた本気なのね…覚悟が伝わる三ヶ明だったわ…」
「あぁ。まさか俺の仕事まで手伝うなんて言い出したからびっくりした。
あんなに怠惰で自分の好きなことしかしなかったってのに。」
恥ずかしい
「だが、なんで魔法を学ぶのに歴史の本があるんだ?魔法が使いたいなら魔法学の本数冊買えばよかったじゃねえか。」
「物事には発端がある。その始まりを知らなければ、なぜそうなったかを理解するのは難しいのだよ父さん。」
「お前一体誰だ…レイじゃないだろ。」
「俺だよ!」
書物によると
そもそも魔法の仕組みは大気中にある魔素という物質を人間が操作することで起こせる事象らしい
魔素を目視はでは確認できず、酸素や窒素などのような目に見て分かりやすい状態変化は無いため温度を上げたり下げても液体や固体にはならないようだ
さらに大気を固体のように掴むことが出来ないように触れることも不可能
だが感じ取ることは可能で風が吹いた時にある風を感じるという反応の元が魔素による反応だという
魔素は全ての元素に着いているため、化合も魔素の反応によって出来た事象らしい
この魔素を操作するには、大気中の魔素を体に呼吸等で流し込み、魔素を体に行き渡らせる
この状態になると魔素に対して干渉できるようになるらしく、ここから魔法を発動するのに魔法陣の形に組み替える
この際にプラズマが起こり魔法陣の隊列を組んで初めて目視が可能になる
この魔法陣を作る際に操る元素を選び、使う魔法を変える
元素を掴む感覚だった
しかも形も大きさも全部違う
この掴んだ元素を化合させて魔法陣を通すことで複製し威力を出して放出する
これが魔法というものだった
さらに分子運動も操作可能で、温度や状態を操作する際は分子の運動を制御することで可能にさせるらしい
ただ、この起動までの工程が多く時間がかかることからイメージでやるようだ
このイメージをさせるために詠唱が作られ、広まったとの事
(じゃあ、とりあえず水でも出すか)
水素と酸素を選んで魔素と共に操作し、分子運動をある程度自由にさせた状態で魔法陣に通す
あとは放出するだけ
魔法陣から水が流れる
凄い…これは凄い!
画期的すぎる…
「レイ…今何した…?」
このお話の登場人物
レイ=フリル:主人公
ゼン=フリル:レイの父親




